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今回は、服装や個人装備、リーダーの選出、そして徒歩での移動開始といったところでしょうか。事件はもう少し先のようです。
女性用のズボンもあるというところに現実味を感じました。例え、ズボンに関する部分だけでも、男女における体格の違いってありますよね。女性用はグッドでした。
靴はどんなのを履いているかは分かりませんでしたが、まあ学生らしくスニーカーだろうと思いました。(戦闘実習もありますので、登山靴はないでしょう)
『天幕の骨組みだけはベースキャンプに置いてあって』とあるので、天幕そのものは自分たちで持っていくようです。
天幕はどのくらいの大きさ/重さなのでしょうか? 重さがちょっと気になりましたが、どうせ使う時に大きさが分かりますので、その時に重さも推測しましょう。
天幕(テント)のタイプにもよりますが、移動を目的としたものについては、通常では骨よりも幕(布)の方が重いのです。(現在では居住性重視のものも多いです。そちらはオートキャンプを想定しているので、骨も重いかも知れません)
『登山路は魔獣の生息区域の外だが、稀に魔獣が現れることがある』とは、伏線めいていますし、『許可がないかぎり1年生の戦闘への参加は禁止』という決まり事がわざわざ付いているということは、逆にありそうで、ますます期待してしまいます。本当に戦闘があるのか? どんな戦闘なのか? 等々です。
リーダーを決める時の『満場一致』に笑いました。由樹さんが無視されていました。かわいそうでしたが面白くてよかったと思いました。
リーダーが決まったので、歩く順番もリーダーが中心に決めるのかな? とか、リーダーが最後尾なのかな? とか思いましたが、あくまで上級生が対応できない時のリーダーなので、歩く順番は戦闘重視でした。
ここからも、途中で戦闘がありそうと予感させてくれます。(リーダーが最後尾と思った理由は、歩く隊列の全体を把握できる位置だからです。前の方にいると、後ろの人が遅れてしまっても、疲れて遅れそうでも、なかなか気付けないんですよ)
その歩く順番のために、芙蓉さんが工藤先輩に質問できる機会がありました。
前にも引率する上級生についての記述があったと記憶しておりますが、改めて生徒会の事情も含めて知ることができました。
先生の推薦であり、成績順ではないというところが面白かったです。『あの2人が後輩の面倒なんて見れると思うか?』で笑いました。
際立った個性を改めて思い知りました。
そして、本当に会長は来ないのでしょうか? ラストにあった『フラグ』が大いに関わっていると感じました。
えーと、今回は違和感というより、不思議に思った点です。
『スマホの通話機能は使えるが、GPSは機能していない』とあるので、全員のスマホのGPS機能がOFFに設定しあるようには受け取れませんでした。
その区域ではGPSが機能しないと受け取りました。
GPSは人工衛星の電波を利用しているので、通常どんな山奥でも機能します。それが機能しないということは、魔法か何かで人工衛星の電波を遮断しているのだろうと推測しました。
かなりの広範囲で、電波の盾が上空に存在しているイメージです。
また、通話機能が使えるということは、舞台設定として使う場面が多々あるのだと思いました。
スマホや携帯電話で通話をする時には基地局が必要です。なので、山の中の要所要所に基地局が設けてあるのだと思いました。
実は、スマホがどの基地局を使っているかで、そのスマホがどこにあるかが分かるのです。つまり、場所の推定が可能なのです。街中ではだいたい300メートルくらいの誤差だそうです。
スマホをどこかに置き忘れた時など、GPS機能がOFFになっていたり、その機能が付属していない機種でも、電源が入っていればだいたいの位置が分かるのです。
そんなお探しサービスを電話会社がやっています。
つまり、通信に詳しい人にかかれば、霊峰の場所は分かるんだろうなぁと思いました。
そして、基地局だけがあれば通話できるというわけではないのです。基地局は相手の電話を探せないのです。なので、基地局から電話局へ一旦電波が入って、相手の電話番号から相手の近くの基地局を探して回線をつなぐのです。
なので、基地局から電話局へ電波が飛んでいます。
(補足です。スマホや携帯電話は電源を入れると自動的に近くの基地局を探して、その基地局に自分が近くにいると知らせます。「アンテナが立つ」とはこのことを示しています。つまり、基地局はどんな番号のスマホが近くにいるのかを把握しているのです。ここでは特に関係ありませんが、アンテナの本数は電波状態です。基地局から遠いと本数が減ります。そして、スマホが探したり知らせたりするのは、継続的に行われていますので、スマホが移動しても追尾されるのです。もし、スマホが基地局を見つけられない時には「圏外」が表示されます)
ここで、電波の盾との兼ね合いですが、通話のための電波はスルーでき、GPS電波は遮断されると私は勝手に解釈しました。
どういう原理なのか? 不思議に思いましたが、個人的には『魔法』でかたづけましたので、問題はございません。
この辺りは伏線にはなってはいないと思いますが、憶えておきましょうとするくらいです。
ですので、あまりお気になさらないでください。不思議に思っただけなのです。
さあ、会長フラグも気になりますが、途中戦闘も気になります。
その辺りを読み手として期待いたしましょう。
作者からの返信
亜逢 愛さま
いつもたくさんのコメントありがとうございます。
今回は合宿編の冒頭のウォーミングアップ程度でした。
最初なので服装などの視覚的描写を書きましたが、中途半端に書いたせいで他のことも気になってしまったようですね。
テントについては後で少しフォローしますが、ここで書く方法もありますね。
通話ができて、GPSが機能しないことについてはあまり原理を考えていませんでした。
少し練らせていただきます。
ご指摘ありがとうございました。
ぜひ今後もよろしくお願いいたします。
今回は重大な伏線回収と真相が明かされましたね。工藤先輩は男装をしていたわけではなかった、制服のバリエーションのひとつであったと。これは今後の展開に大きな影響を与え…ないですね。
それはさておき、今回気付いたのですが「1年生」「2泊3日」(2回)「上級生5人」と半角数字が含まれておりました。(全体的には全角数字に統一しているのかなと)
誤字報告をするときは、文体の特色を尊重し、明らかなものしかしないようにしているのですが、職業柄気になったので挙げてしまいました。
作者からの返信
アクリル板様
本日たくさんのコメントありがとうございます。
半角数字の指摘もとても助かります。
女子生徒用のズボンはとても悩みました。
体育着よりも制服の方が絵としていいと思って、頑丈な制服設定にしましたが、さすがにスカートだと無理があると判断しました。
そしてこのような折衷案になりました。
それでも普段からズボンを履く工藤先輩を、男装の麗人として扱っていきたいです。
ぜひ今後もお楽しみください。
始まりました、林間合宿!
不穏なラスボスの気配もありますが、芙蓉くん達はどうこの最初の試練を切り抜けていくのでしょうか?
なるほど、私の(お前のではない)凛花さんはパンツスタイルだったんですね!
良きかな……ボーイッシュな感じが実に良きかな……。
私の(お前のではない)胡桃ちゃんも芽衣ちゃんもズボン……ドキドキします……。
凛花さんのサバサバ具合にドキドキします。素敵……。
リーダーは蓮司くん。
由樹くんの扱いに笑い泣きしました。
スルーされている……。
芽衣ちゃんの『冴島くんごめんね』にやられました。
好意を寄せる芽衣ちゃんですら由樹くんにリーダーは無理だと思ったのですね。
ああ、胡桃ちゃんのなのです口調が可愛い……。
蓮司くんはリーダーシップに溢れていますね。頼りになります。
紫苑ちゃんと静流さんがさらっと後輩の面倒が見れないと宣言されていて笑いました。ですよね。
静流さんコミュ障ですが大好きですよ。
しかし紫苑ちゃん参戦の『フラグ』は濃厚です。
芙蓉くんに波乱の予感。
果たしてどうなるのか。
次回のお弁当回も楽しみです!
これからも追いかけさせていただきたいと思いますね!
では失礼しました!
作者からの返信
小金井はらから様
いつもコメントありがとうございます。
凛花さんは、見た目も振る舞いもカッコイイです。
まさに女子生徒が憧れるお姉さまです。
今回のネタは、由樹をさらりと無視することに集約しました。
そして紫苑ちゃんのフラグがあるのに、なぜか後輩の面倒を見れないという扱いです。
ぜひ今後もよろしくお願いします。
由樹くんは本当にモテ要素を持っているのでしょうが……惜しい感じが否めない💦
作者からの返信
森園珠子さま
そうなのです。
由樹くんは少し運動不足なことを除けば、顔は悪くない、頭の回転は早い、勉強もできる、戦闘も強い。
なのになぜか残念なのです。
しかし惜しいままでいた方が、読者からの人気は上昇するというパラドックス。
今後も作者は、全力で由樹がモテるきっかけを排除します。
フラグって日本文化だったのかぁ……という(笑)
平常運転の時の副会長の安定感は、素晴らしいものが有りますね。
年齢からすると、精神的に大人過ぎるような気さえしてしまいます。
会長……かみんぐすーんですね。
作者からの返信
高遠まもる様
いつもコメントありがとうございます。
事前に調べました。
「風が吹けば桶屋が儲かる」
のような言葉は海外にもあるそうです。
しかしお約束、フラグといった単語として、扱うのは日本くらいのようです。
副会長がいないと生徒会、というか東高が崩壊してしまいます。
そしてナチュラルに由樹を無視するという、空気を読める女なのです。
たしかに引率の先輩というよりは、先生でも通じる安定感ですね。
そんな副会長の熱血モードを見ることができるのか、そして会長の登場はいつになるのか。
今後もぜひよろしくお願いします。
芙蓉君、工藤先輩は「会長が班を受け持つことはムリだよね」と言っているだけで、「会長が、単独で・お忍びで・来ない」とは言ってないよーーー!
しかも、それは二ホンのことわざにあるように? 「来ないと見せかけるほど」、「絶対に来る」フラグなんだって(笑)
さあて、会長はどんなタイミングで来るのかな? 魔獣を捕まえて現れるのか? こうご期待!
作者からの返信
ぬまちゃん様
コメントありがとうございます。
あからさまな前振りでしたね。
芙蓉君は戦闘以外では、考えが甘いところがありますね。
会長様の登場は間近です。