第5話 レイジとハプニング

そうして3人とも書き終わり、無事にクランに加入できた。

「よし!じゃあ身支度が終わり次第くじら荘にきてね!住所は紙に書いてあるから!」

(くじら荘とはAWの寮の名前だ)そうして、講義室から出て、身支度を終えたらまた集合と行くことで解散した。まだ来たばかりで、ロクな荷物もない俺はすぐに身支度を終え、近くのフェリシアのお手伝いをしようと部屋に向かった。

「フェリシア〜?レイジだけど準備終わった?」

「!!!レイジ!?もう終わるからちょっと待ってくれる!?」

「わかった、なんか持つもんある?入るね。」

「えっ!?ちょっ…」

ガチャ…

「えっ!?フェリシア!?」

扉を開けるとそこにはバスタオル1枚のフェリシアがいた。

「(かぁぁぁ///)なんではいってきたの…?ちょっと待ってっていったじゃん…」

「ごっゴメン!荷物もつの大変かなって思って。」

フェリシアは今にも泣きそうな顔でこちらを見てくる。なんか、顔赤くして泣きそうな女の子って可愛いよね。って、そんなこと考えてる場合じゃない。

「ごめん!」

バタン!

〜数分後〜

「…はいっていいわよ。」

「…ごめんなさい。」

「ひとつ。」

「へ?」

「私の言うことひとつだけなんでも聞くこと。」

「分かりました。本当にごめんなさい。」

「じゃあその荷物もって。」

「了解しました。」

「じゃあもう行くわよ。……ねぇ、もう少し元気だしてくれない?別に気にしてないから。」

「……うん!そうだね!ありがと!」


そうしてジークと合流し、くじら荘に行った。

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田舎者のトライ&エラー Norqneko @Norqnecko

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