〆のお茶漬け?

レビューを書いてみたら読書感想文のような長さになってしまったので、止めた!

「〆のお茶漬けのような作品」
と、私は評することにする。

読む人を選ぶかも。
"行間を読む力が試される"作品。
他のレビュアーも仰っているように、視点や場面が唐突にコロコロ入れ替わり、読みづらい。
今がいつで、誰が誰に何をしているのか、突然迷子になることがある。更新を待っている間に影の薄いモブのことなど忘れてしまうし。
でもこれを弄ると全然違う作品になってしまうかもしれないし。

ただし、根気よく読み直してみると何となくわかってくる。
それに、何となくで読んでしまって、大して理解できなくても、それはそれで問題ない。無理して理解しても、結局大した話ではないから。

「よくいる、異世界のイケメンに転移した無自覚最強の恋愛ヘタレキモ主人公が、どうやら彼にしか成し得ない偉業を日常の家事のようにこなしつつ、本人も読者も『だから何?』みたいな感じで日々を快適に(するために)楽しくのんびり過ごしていく物語」

疲れた一日の最後、これをさらりと読んでから眠りたい。
と思わせる、一杯の〆のお茶漬けのような物語。


ーーーー追記ーーーー
因みに私は書籍2巻とも買わせていただきました。
年末年始の当直の楽しみが増えました。

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