地ならしの楽しさがじんわり味わえるよ

割と他の方の作品ではさくっと済ませるところを楽しんで描いてらっしゃるので、まだるっこしさを感じる方もいるかも知れないですね。

現在300話を少し越えたところですが、「快適にゆっくり過ごすための地ならしの最中」を描いてるんだな、と思います。感覚としては「住むところを決めたけどアレが足りないコレが足りないとホームセンター行ったりなんか作ったり」に近いことをちょこちょことやっているような物なんだろうと読んでて感じました。

住むところ、畑、人付き合い、何もかもが主人公は「1から」で、関わる人が増えてきても一番底の基礎知識がまだ身に馴染んでないからどれもこれもやってみないと加減が分からない。助言がうまくつたわってこない。だからじんわりと、ほんとうにじんわりと世界の住民になるためのステップを歩いている最中で、それを楽しんでるんでしょうねきっと。

やることは沢山有って、それに順番や重要度も見付けられずああそういえばとあれをやりこれをやり、それは大冒険ではないのかも知れないけれど妙に読んでて楽しくて、今度は何するんだろうと面白く読んでます