初恋の圧倒的なスピード感と、儚さは一瞬のサイダーの泡だけにやどるもの

はあ…やっぱりよかった。
なんだろう、この勢い。このパワー。
初恋だな!
初恋の圧倒的なスピード感が、サイダーの泡の中に全部詰まっている気がします。
それから、初恋のどうしようもない儚さも…。

恋はかなったほうがいい。
だけど。
初恋に限っては、かなわないほうが美しい。
そういう、鼻の奥にきゅっと来る気持ちを思い出させてくれるお話です。