有象無象の『狂気』を無意識的に……

淡々と……そう、ただ淡々と。しかし内容はかなり不気味かつ狂気的で、とても引き込まれました。

まずやはり、この話の視点の母がとても面白い話し方。まるで私達が、その狂気の現場に足を運んでしまったような……登場人物の一人になってしまったかのような、奇妙な感覚に陥りました。

最後になんて言うんですかね……。この物語は、何処で歯車が狂ってしまったのでしょうか? そもそも初めから狂ってたのか? はたまた途中で横槍が入り、修復不可能な程にこうなってしまったのか……。

私は修復不可能になる前に、止まれたのではないかと思いました。
是非、読んで見て下さい!!