第5話
私は、運命の御主人様に出会えました。
あんなに感じたの初めてでした。
私がまだ中学二年の時、今から二年前、たまたま会ったアイドルのプロデューサーにスカウトされアイドルデビューをした。
デビュー当初から、何故かすごい人気で、素顔で街を歩けないほどだった。
行動も色々と制限され、ストレスもかなり溜まり始めた頃、一冊のライトノベル『妹愛』にであっのだ。
出会ったのは、本当にたまたま偶然だった。
最初は、絵が好きになって、次にストーリーに惹かれました。
原作小説、コミカライズ本、アンソロジー本、円盤、ゲーム、同人誌と段々とオタクになっていった。
最近、教典として崇めているのは、『えすっえむ!?』である。
少し古めの文庫ではあるが、コミカライズ化、アニメ化とかなり人気のあった作品だった。
この作品で最も共感を得たのは、主人公の
彼のドMっぷりを見て、私ももっともっと磨きを掛けねばと思う今日この頃である。
それにしても、メインヒロインの
でもでも、私はアイドル。
私の本性を誰にも見せる訳にはいかない。
何故なら、ドMって世間体悪くね?
オタ活には、当然ながらお金がものすごく必要である。
そして、私の財力はアイドルとして築き上げたものである。
突き詰めた話し、ドMバレ→世間体お終い→アイドル終了→財力消滅→オタ活できないの構図になってしまうのだ。
なので、私の本性は誰にも秘密なのである。
それを念頭にに置いて欲しいの、御主人様。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
って話を、目の前に座っているお下げ髪少女–空星から聞かされた。
「っで、いつから、僕が君の、飼い主に、なったか教えてくれないか?事と次第に寄っては、君を法廷に突き出し裁判に掛けないといけない」
「その蔑みの目!っんうん。流石、分かっているわね。それでこそよ」
何処だよ?
全く会話が成り立っていない。
この人格破綻者、どうしてくれようか。
と言うより、、、
「蔑みの目って、これデフォルトなんだけど?」
「なら尚更、その目が見たい!」
「キモ、、、」
これは、アレだな。
爆走暴走、ガチ百合少女と同等のイカれた子のようだな。
やっぱり妹以外は、危険人物が多いって事だな。
こうして、僕の異性間コミニケーションは悉く潰れていったとさ。めでたしめでたし。
「別に、貴方の意思なんてどうでもいいのよ。私が貴方を好きだって気持ちは、私の自由でしょう?
それに、この気持ちは止められないだから仕方ないでしょ?御主人様」
「いや、生理的に無理」
「うんっん!中々癖になりそうね。
今に覚え起きなさい。貴方を必ず、私に振り向かせて見せるわ!」
そう言って、変態は、内股になりながら歩き去っていった。
終始締まらないやつだな。
僕も、アレから三年も経つんだな。
何も、僕は昔からシスコンをやっている訳では無い。
ある事件というか、諸事情があり、今の状態になってしまったのだが、、、これは、追い追い綴っていくとしよう。
シスコン少年と百合少女の恋模様(仮 日ノ本 ナカ @kusaka43
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