第8話マナス12才
ゴブリンキングを倒した功績が元であれよあれよと話が進みアデルは元居た村を領地とした男爵となった。
それから数年マナスは12才となった。
「マナス!マナスは…と向こうか!」
精霊から飛んできた攻撃の方向で当たりをつけそちらに向かうアデル。
「マナス…またこんなところにいるのか…」
木の上で寝そべっているマナスを見上ため息をつく。
「!父様…」
ばつが悪そうな顔をして降りてくるマナス。
「…お前の気持ちもわからんでもない…」
マナスは最初は村で同年代の子供たちと一緒に遊んでいたが過保護な精霊の干渉が元で段々孤立し一人で過ごす事が多くなっていた。
…まあアデルに対してのような攻撃はしていないが。
「マナス…お前魔法学校に行く気は無いか?」
「魔法…学校?」
「ああ、確かにお前は精霊に好かれているそれは悪ではない、だがそれが原因で周りに被害を出すこともある」
マナスはしゅんとしている。
「だから魔法学校で精霊魔術を学び制御できるようになるのだ!」
雷に撃たれたような衝撃がはしる。
「…わかったよ父様!!僕行くよ!!」
決意に燃えるマナス…
ちなみにこの会話の間にアデルに飛来した炎の矢43発、雷の槍24本、カマイタチ32回、水の玉は61発…それアデルはことごとく弾き飛ばしていた。
精霊よ!我の声に応えないで( ;∀;) @Lilithze
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