第61話*

 天井からは大きなシャンデリアが下がっていた。昔は食堂として使われていた部屋なのだろう。今でも食事をするという意味では変わらないかもしれない。パンや野菜、肉を食べるか、人の血を啜るかの違いはあるにせよだ。


 一通り部屋を調べたが、めぼしい物は見つからなかった。扉の方で音がしたような気がして近寄ってみる。何かが起きたら反応できるように身構えながらドアノブに手を添えてゆっくりと回すと手ごたえがある。ゆっくりと扉を引いてみたが誰もいないようだ。


 あなたが部屋の外に出て見ると廊下にでた。左手にはホールがあり階段の一部が見える。正面には別のドア、右手には両開きのドアがあった。あなたはホールに向かって進んでもいいし(⇒第95話へ進む)、まだ試していなければ、正面の扉を試すこともできる(⇒第53話へ進む)。また、両開きの扉から来たのでなければそちらに向かってもいい(⇒第83話に進む)。


⇒第95話へ進む

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890935249/episodes/1177354054890936110


⇒第53話へ進む

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890935249/episodes/1177354054890936022


⇒第83話に進む

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890935249/episodes/1177354054890936077

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