第62話*

 あなたは吸血鬼の双眸に炎が宿るのを見て取るとソファの陰に引っ込んだ。自動拳銃の発射音が響き、ソファに当たる。同時に圧縮空気の音が響いた。何か重いものが床に落ちる鈍い音が響く。ソファの陰から見ると彼は先ほどの位置から少し離れた場所で涼しい顔をしていた。


「あ、そうそう。新人くん。あとは私に任せて撤収してくれていいよ」

「そうはいかない」

 抗議するあなたに彼は言う。


「そうは言ってもさ。ここに居てもらってもできることはないだろう? さっきも手詰まりだったんだし。そもそも、君は調査をするのが仕事だったはずだ」


 あなたは言われるまま、この部屋を出て撤退するか(⇒第26話に進む)? それともこの場に留まるか(第90話に進む)?


⇒第26話に進む

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890935249/episodes/1177354054890935896


⇒第90話に進む

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890935249/episodes/1177354054890936093

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