逃げて

がーさん

逃げて



突然メールの着信音が鳴り目が覚めた

メールを開いてみると"逃げて"と書かれてあった

間違いメールと思いそのまま眠りについた。


其からも何度か同じ文面のメールが届いたが、

間違いメールと思い気に留める事もしなかった。


其から急に仕事が忙しくなり携帯を開く暇すら

無く久しぶりに携帯を開いて驚いた。


そこにはおびただしい数のメール着信があり、

送信者も文面もやはり同じ物であった。


流石に気持ち悪くなりそのアドレスをブロックし

其からメールが届く事はなくなった。


然しそれ以降彼が携帯を開く事は二度となかった

何故なら彼は自室で突然死していたからである。


もしかすると彼女は死神から逃げてとメールを

彼に送っていたのかも知れない。


然しその事に彼が気づいた頃彼はこの世には無い

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

逃げて がーさん @Garyu-T

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る