集英社ライトノベル新人賞・最終選考作品
(あらすじ)
科学が衰退した世界で人々の主食はバケットと呼ばれるフランスパンになった。しかし、それだけでは魔法使用エネルギーは補給できないため、魔法使用エネルギーを含む書を人々は求めるようになる。ただし書の栄養を吸収するには校閲と呼ばれる能力者の協力が必要になっていた。さて不況によって無職になってしまった校閲のリクオはある日、さ迷っていた森で魔道騎士の少女デイズと出会う。最初は誤解もあったが和解したデイズとリクオは校閲や書物に関する価値観の一致から共に旅をする。デイズはその旅の中で、全5巻の聖典を探すつもりなのだという。