第11話 お昼寝と左目の涙とへの応援コメント
この回、すごく好きなんですよね。
わたしがこのお話し大好きになったの、たぶんここからだったと思います。
大好きな毬乃を大好きなお父さんとお母さんに紹介したくて、ちえは毬乃を夕食に誘うんですよね。
でも毬乃は食事中、不意に涙を零してしまう…
この時の毬乃の涙の理由はなんだったんだろう?っていまだに思うんです。
自分には縁が無かったあたたかい食卓を羨んでの涙か、それとも、あたりまえのように食事出来てることに戸惑っての涙か…
いずれにしても悲しい、すごく悲しい涙ですよね。
そんな毬乃の涙の理由を、たぶんちえのお母さんはすぐに理解してしまうんです。
毬乃が満足に食事をさせて貰えてないことも、親の愛情に餓えていることも…
この時毬乃を抱きしめてくれたお母さんが、もうたまらなく好きなのです。
優しい、とにかくただただひたすら優しい…
こんなぬくもり、おそらく毬乃は知らなかったはず。そしてこのぬくもりこそが、毬乃が心から求めてやまなかったものだったはず。
このシーン、とにかく大好きなんです。
たぶんこのお話しの中で、一番好きなんじゃないかなって思います。
この大人がしっかり子供を見守ってあげてるって安心感みたいなものが、わたしがこのお話しを好きになった一番の理由じゃないかなって思うのです。
ちえの両親に限らず、おじいちゃん先生であったり、外崎のおじいちゃんであったり、大槻先生であったり。
大人がちゃんと子供の成長を見守ってきてることがわかるから、この物語はあったかくて優しいんだろうなって思います。
そんなわけでこのお話しがわたしの「やさしいキスをしよう」大好きになった記念回のお話しなのです。笑
ちょっとやきもちを妬いてしまうちえもまた、すごく可愛いですよね~。
このちえのやきもち、すごくよくわかります。
大好きなお母さん取られたような気がしてしまうんですよね。 わたしもそうだった~。笑
作者からの返信
毬乃の涙は、ちえと両親を見て
「あったかいな。いいなー」
とその中に入れてもらったことを嬉しく思うのと同時に自分が壊してしまった家族への憧憬です。
告白通りに、毬乃はいかがわしいことを見つかって退学になっています。
父親は早々に仕事に逃げて押し付けられた母親は徐々に壊れていき、村に来た時には虐待と育児放棄が始まっていました。
毬乃は学園での行為はあまり悪いとは思っていないながらも、自分が家族を壊したと分かっているから暴力や食事抜きも全部受け止めた上でいい子でいようと努力しています。
それと、このお話でいきなり毬乃が左目だけで泣き出したのが始まりになって、所々で毬乃は、ぽろっと左目だけで泣くようになりました。
我慢できなくなくなった時に。
お母さんが毬乃を抱きしめるのは、そうさせようと思ったのではなく、
ちえが戻ってきたらそうなってました。
途中経過が分からないながら「ああ、お母さんだなぁ」と書きながら思っていたのを覚えています。
その大人たちも最初はいませんでした。
多分、恋愛ならちえと毬乃に焦点を当てて他はぼかすのが正しい書き方なのだと思います。
ですが、ちえも毬乃も生きて生活しているのに親がいないとおかしくない? 人が生活しているのだからご近所さんもいるはず。
そう思っているうちに外崎のおじいちゃんや色々な人が顔を出しました。
でも、やっぱりちえの目に映る人にしかフォーカスは当たっていません。
ちえのやきもちは、お母さんが毬乃を抱きしめているからか。それとも毬乃がお母さんに抱きしめられているからか、分かっていないのでもやもやしています。
人を好きになるという感情をまだ分かっていないのです。
もし、このお話があったかくて優しいとしたら、それはきっとわたし自身が求めていたからだと思います。
すべての完結し少し後に気付いたのです。19話の毬乃と同じことを思っている自分に。本当に嫌だったんだなぁと気付くのに2年以上かかって。
「やさしいキスをしよう」に始まった百合のお話は、わたしが求める優しい世界なのだと思います(の割にきつくなったりしますが(笑))。
ちなみにわたしが好きな回と言うかシーンは、またいつか。
第1話 転校生とソバカスとへの応援コメント
紫光なる輝きの幸せをさん、こんにちは!
初コメ失礼します(*`・ω・)ゞ
大好きなちえと毬乃に癒しを求めてまた読み返してます。
もう何度目だろ?ってくらい読んでるのに、今初めて気付きました。
冒頭の三行、これ、全部ちえが毬乃に村を案内した時連れて行った場所ですよね!
神社の階段登って村全体の絶景が見渡せる高台のベンチ
お昼にサンドイッチ食べた木漏れ日が綺麗な林
ふざけて二人で落っこちた綺麗な川
全部ちえが案内した場所だったんですね~。
なんかこうして気付いてみたら、ちえがこの村のことすごく愛してるんだな~ってわかって嬉しくなりました。この村がほんとに大好きなんだなって。
このお話しの好きなとこのひとつなんですよね。こののんびりした田舎ならではの雰囲気。心が落ち着きます。
ってなんか最初からすごい長文になってしまいました。すみません😣💦
これからまたのんびり読ませて頂きますね╰(*´︶`*)╯♡
作者からの返信
こんにちは、のあんさん。
ようこそお越し下さいました。
喜びが増すだけですから長文等、まったくお気になさらないで下さい。
村のことは、おっしゃる通りです!
と力強く言いたいところなのですが、まったく意識しないで書いてました。
嘘は書きたくないので、がっかりしたらごめんなさい。
わたしのお話の書き方は変わっていると言われていて、作るというよりもシーンが浮かび、それを文章にしている感じなのです。
意識しなくても自然につじつまが合っていたりします。
今回の村の表現も、ちえぞ……ちえの見たことや思うことを書いている感覚でした。
ちえと毬乃の名前も姿かたちが先にあって、お名前は? と聞くと二人が答えたのでそのままにしました。
なので、今までならしない苗字の『山』かぶりになっています。
単にカクテクニックで考えると園山と前山の山かぶりは名前を覚えてもらいにくくなるので避けるのがセオリーです。
でも本人が名乗っているのだから、昔の自分の書き方にこだわって変えなくても良いやと。
ちなみに桔梗さんの名前は毬乃がちえとの会話中に言いだして、ちえのお母さんはそう言う名前なんだぁと納得してみたり。
傍から見たら無責任かもしれません(笑)
あと名無しの村ですが、学校がここにあって、四つ辻はこの辺り、神社はこことラフな地図があったりします。
ちえや毬乃の家の間取りもあります。
こちらが言うのも何ですが、既読のお話なのでお時間のある時にゆっくりお読み下さい。
その中で、もし疑問などがありましたら気軽に書き込んでいただければと思います。
できる限りお答えさせていただきます。
今回のようなことにならなければ良いのですが……(笑)
えーと、三倍になったかな(嘘です)
第2話 図書室と死角の窓とへの応援コメント
少し誤字らしきものがありますが、雰囲気が好きです。
続きも楽しみに待っています。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます。
読んでいただけるだけでも嬉しいと思っていたのですが、
コメントは、もっと嬉しかったです。
誤字のご指摘も有難うございました。
投稿する際に見落としが無いか、もっと気を付けます。
第2話 図書室と死角の窓とへの応援コメント
誤字かどうかは確信持てませんが一応ご報告させていただきます:
◆
> 何度か匂いをかぐようなだった前山さんの呼吸は、段々と穏やかになって――寝息…?
「まっ、前山さん?」
「ん、んあ……ごめん、寝ちゃった」
本当に寝ていた……
「新しい場所って疲れるんだよねー」
腕を伸ばした毬乃さんがあくび混じりに呟く。
「んー」
ぱたりと身体を曲げた前山さんはまた私の頭に顔を乗せる――頬にしては柔らかいような?
◆
途中の一箇所では「私」が「前山さん」への呼称が「毬乃さん」になっています。多分どちらか修正した方がいいかと
作者からの返信
ほずみ様
とても遅くなりましたけれど、改めてご指摘にお礼申し上げます。
書いている時には再開する度に最初から読み直して誤字をチェックしていたにもかかわらずこの体たらくです。お恥ずかしい。
♡もありがとうございます。
全話に付けていただけるのはいつ以来でしょうか。
何よりもお読みいただいてありがとうございました。
心からの感謝を。