【Postludium】:涙雨に競り立つ、戦乙女


 作詞:狛犬(浅葱 伊織)、作曲:くれない(神崎 紫吹)


 何回だって、何遍だって、世界が色褪せて見えても。

 精一杯の勇気、金輪際の文句、言わせぬように……走る!走る!走る!

 そんな風に、泥だらけな姿を晒したとして……君の眼に、どう映っただろうか?


 生きている、ただ、生き抜いている。

 その価値が、その意味が、ただ分からない。

 でも、がむしゃらに、そう、がむしゃらに生き抜いても。

 いいじゃない。私が私らしく生きている。息づいている……。


 私だって、私だって、あなたみたいなカッコよさに。

 私だって、私だって、誰にも負けたくないもの。

 

 私だって、私だって、あなたみたいな綺麗さに。

 私だって、私だって……ただ!


 何回だって、何遍だって、世界が色褪せて見えても。

 クソかっこ悪い、私の姿、魅せ付ける!

 でも!私だって、私だって、誰かの力に……なれるだろうか?


 見上げた空は、いつも土砂降りだった。

 月も星も、

 雲間に差す、一筋の光。目指して、今、立ち上がれ!


 **

――ラジオ番組収録前。

 「なぁ、くれない。親父と最近どうなんだ?」

 「……ぼちぼちかなぁ。いろはだって、両親があなたを中心に会話をするようになったんでしょ?」

 「うん、嬉しい誤算です。今度は私がうちに帰れてないけどね。三ツ葉さんは?」

 「あ?ああ。少しはまぁ、お袋を楽させてやれるかもなぁ……」


 「ワカバノアオハルさん!本番入りまーす!」

 「はーい!」×4

 ――彼らの物語は終わらない。まだまだ力の限り走り続ける。


――終わり。

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和音(wawon)のがう!がう! ―アオバノワカ(青葉の若)― 雪原のキリン @saijoxx

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