月夜という名の「運命の女」

「透明な筆先に、月夜色のインクが滴る。」
書き出しから絵画的で美しい。
静的でほのかな印象の小説になるかというと
月夜という女の子は強気な女の子で
男の子を振り回しちゃうよっていうタイプ。

物語はふたりの誕生から、中学受験、高校と
進んでゆきます。
現在は高校生。
思春期の孤独、不安、特別感に押しつぶされそうな女の子。
一晩の夢のような高校生の冒険と言ってよいと思います。

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