この少しの距離感と共感が自分の高校生の時を思い出させてくれました。
好きな人と話をする訳ではないのに、ほんの少しの事で一喜一憂する様子は誰にでもあるんじゃないでしょうか?
ささやかな事でドキドキして、ささやかな事で喜んで……教室移動が同じだったとか、同じペンを持っていたとか、売店で同じパンを買ったとか、一瞬目があったとかそい言う本当にちょっとした事です。
それがこの物語の中にちゃんと描かれていて、気恥ずかしいけど微笑ましい、実体験感情と重なって少しドキドキしました。
彼女の感情だけでなく、彼の感情もわかるように描くのは良いですね!
忘れていた感情を思い出すモノですね。
読んで良かったです。