人は(やっぱり)人によって人になるのかも。

主人公の“自分のこころ”に誠実な部分にとても共感できました。

短編ですが、卓越した心理描写が作中に散りばめられていて、小説としてすごく面白いので、読後の満足感を十分に得られると思います。

日々の喧騒のなか、ホッと一息つきたいな…と思うようなとき、ふたたび手に取ってみたくなるような、どこか優しい…何気なさを持った作品です。

※最後まで読まないと、ホッとしないかもしれませんが…