旅する函職人への応援コメント
大変遅ればせながら、完結おめでとうございます。また、お疲れ様でした。
完走寸止めでしばらく止まってしまっていましたが、ようやく全て読み終えることができました。
ひとつの世界観からこれほど多彩な切り口と練り込まれた設定で掌編が紡ぎ出されることに驚きで、毎話が新鮮で示唆的という非常に感動的な連作でした。
カクヨム様でこのような素敵な作品に出会えて本当によかったと思います。ありがとうございました。
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
お読みいただく方、それぞれのペースでゆっくり読まれるようなシリーズになるといいな、と思って書きましたので、こうして最終話までたどりついていただいたのはとても嬉しいです。
もちろん全くの架空の世界ですが、こうして読み通していただく方が増えると、もう一つの現実、みたいになるんじゃないかと思っています。
それでは、メトロポリスでまたお逢いしましょう。
(全話キャッチコピー&リンク集)への応援コメント
タイトルをこうして一覧で読むと、それぞれのタイトルが端的にストーリーを一言でまとめていて、かつ伝わりやすいと思いました。
個人的にはモールスターの悲劇が気に入りました。どうしても80年代の名曲、ラジオスターの悲劇が頭に浮かんできてしまいます。あとは、街角の取り立てと、谷間の一軒家がネーミング的に上手いと思いました。
作者からの返信
最後のキャッチコピー集までお読みいただき、ありがとうございました。
実はこのシリーズ、タイトルだけ先に思いついてそこから書き始めたエピソードもいくつかあります。この長さなので、そういうことが可能なのでした。
「モールスター」はまさにラジオスターの悲劇からの着想です。ここでは花形のラジオも、いつかは違うものに取って代わられる運命なのだろうと思います。
旅する函職人への応援コメント
ついに終わってしまったのですね……。寂しいですが、1年間メトロポリタンワールドを堪能できてよかったです。
思えば私がカクヨムに入る切っ掛けになった、個人的にも思い出深い作品です。
ユーモアなものからシリアスなもの、情緒的なものから悲嘆的なものまで、色々な顔を見せてくれる物語でした。
一番好きなエピソードは#6「メトロポリス脱出」です!
様々なSF要素で彩られた一つの魅力的な世界がこうして一旦完結という形を迎えた、その瞬間に立ち合えてよかったです。
お疲れ様でした。
素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
スエテナターさまには、連載のかなり初期のほうからずっとお付き合いいただき、本当に感謝しています。
「メトロポリス脱出」(以前にもお話したかも知れませんが、書いた順番では、実はこれが第1話です)を高く評価していただいて、当時非常に心強かったです。あの頃は、読者様の数もごくわずかでしたし…。
皆さんに言ってしまってますが、またこの世界を舞台に何かやると思います。これだけ言い切ってしまえば、逃げるに逃げられません(笑)
また、よろしくお願いします。
(全話キャッチコピー&リンク集)への応援コメント
これほどの数の掌編でひとつの世界観を組み上げる、という試みは、生まれて初めて見た気がします。
しかも、それぞれきちんと掌編としてまとまっており、単体で見ても珠玉のような作品が多数含まれているところに、あらためて「……か、かなわん」と五体投地。
最後の50話目が、その試み全体の精神性を象徴している気もしたり。
なりたいですよね、旅する函職人。
作者からの返信
バニラダヌキさまにも最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
正直、1話目を書いた時点では20話くらいまで届けばと思っていたので、こんな話数になったのは自分でも驚きです。これくらいやると、自分でも何か新しいものが見えてきたような気がします。
おっしゃられる通り、第50話はこの連作全体の象徴として書いたものです。
この連作の最後のほうを書いていた時は、このさすらいの函職人にちょっと近付けたような、そんな気がしていたように思います。
旅する函職人への応援コメント
追いつきました! 最終話がリアタイで読めて嬉しいです♪
全話を通じて、レトロフューチャーのガジェットの数々、楽しませていただきました。
メトロポリスやその周辺の地図が頭の中に浮かぶようです。どこも魅力的だけど、一番行ってみたいのは、南の「極渦」の所かな。
作者からの返信
応援を次々付けて頂くのを見ていましたが、怒涛の追い上げで完結に追いついていただいて、嬉しいです。
本作の世界を楽しんでいただけて、良かったです。実を言うと、極渦の吹き荒れる南方深部を舞台にした作品の構想というのもあったりします。実際に書くのはいつの日になるかわかりませんが……。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
ブロー・アウトへの応援コメント
液体なだけに、肌身離さず持ち歩く貨幣でありながら汚染の懸念も拭えなくて、
無事相場を安定化させた政府発表の真偽に一抹の疑念は残るがトレーダーとしては額面通りに受け取るしかない……という、
もし現実にあったらと思うと、ちょっとぞっとしてしまう示唆的なラストがとても印象的でした。
(実はとんでもないものが市場に出てしまっていた、という意味で、アメリカの子供用原子力研究セットの話を少し思い出したり……)
「瑠璃井」という造語もすごく美しいですね。世界観に根付いた造語が他にもたくさん出てきて、好奇心や想像を刺激された回でした。
作者からの返信
この回は、最もまともに正面から液体通貨を取り扱ったエピソードで、周辺設定を色々出しました。もしこの世界を舞台に長編をやるならば使うだろう、という道具をそろえた、重要回だったりします。何とかうまく行っているようなこの世界、実は色々ヤバいものを抱えてるんだよ、という暗示的な終わり方になりました。
「瑠璃井」は、油田で原油を取るのが「油井」なので、ラピスラズリなら瑠璃だろう、ということで名付けてみましたが、気に入っていただけて嬉しいです。
ありがとうございました。
探す女と観覧車への応援コメント
私の住んでいる町も小さいです。低い建物しかありません。
その町の中に、観覧車もあります。
私の小さい頃からあるもので、年に一度はその観覧車に乗っていました。
自分の家は見えなかったけれど、よく行くショッピングセンターが見えたりして、ゴンドラの中で指を差しながらはしゃいだものです。
ここに描かれている風景は、私の町と重なる風景でした。
作者からの返信
小さな観覧車のある小さな町、というものに何か憧れを感じてしまいますね。
規模は大きくなくても、歴史のある、そしてその地方では存在感がある、そんな町の姿が思い浮かぶような気がします。
スエテナターさんがお住いの町も、きっと素敵なところなのだろうと思います。
過去への帰郷への応援コメント
素敵なお話ですね……SFでメトロポリタンという用語が出るととかくディストピア染みた世界観や内情の提示がされがちですが、暮らしている人にはそこが故郷であり思い出の地であるという暖かな視点が素敵です……どんなに機械的な都市や街であってもそこに暮らすのは人間ですものね……
ひとつずつ読ませていただきます、楽しみです!
作者からの返信
ありがとうございます。巨大都市の話、ということでやはりディストピア的な要素もあるのですが、何せすでに32話も書いているので、それなりに多面的に都市とその周辺の姿を描くことができているんじゃないかと(期待を込めて)思っていたりします。
また気が向いた時にでも、一話ずつでもお読みいただければ大変うれしいです!
カルメン・シータへの応援コメント
うわあ、これはまた、洒落た短編か中編に仕立てたくなる話ですね。
掌編としては、カンティーニがなぜ蹴ったか、カルメン・シータがなぜ追ったか、そのあたりの詳細は読者の想像にまかせてもいいような気がしたのですが、そうなると、ラストの洒落た一文が生きなくなるような気もして……。
なにはともあれ、いつもながら、味わいがいのある掌編でした。
作者からの返信
さっそくの応援コメントありがとうございます。
その辺りを飛ばすのは……勇気がいりますね。初稿では確かに省略してたのですが。文学系な場ならやるかも知れないんですけど、厳しいです。
本当は「今月今夜の」みたいなセリフ入れようかと思いましたがそれもさすがに思いとどまりました…。
カルメンをまるごと翻案したみたいな長編も、書いてみたいんです、実は。あれ大好きなので。
(全話キャッチコピー&リンク集)への応援コメント
SS 50編で1つの世界を表現するとはユニークだと思います。ミクロコスモスのような感じですかね。
これから少しずつ読ませていただきます。
PS 初投稿から数10分で読んでいただき驚きました。数日から数週間は読まれないと思っていたもので。勇気付けられました。ありがとうございます。
作者からの返信
ありがとうございます!
当初はここまでの数を書くつもりではなかったのですが、30話まで届いた時点で50まで行こうと思ったのでした。
また気が向いた時にでも、少しずつお読みいただければ幸いです。
御作については、たまたま自主企画を色々のぞいていまして(参加はしてなかったのですが)、ユニークなタイトルが目についたので読ませていただきました。
やはり、イベントなどに参加するのは大事ですね。