大人になるということは、変態性が洗練されるということ。

あの水沢くんが高校卒業後、大人になって立派なAI研究者になりました。
この時点で、個人的には嫌な予感しかしませんでした。まあ、作品タイトルからして当たり前ですよね!
大体研究者って連中は、第一線で活躍する輩ほど、一級品の変態性癖を持ち合わせているものですから(※超個人的偏見)。

そして、水沢くんは期待を裏切りませんでした。
彼はおっぱいのために、科学界で華々しい業績を打ち立てて、新進気鋭のAI研究者と呼ばれるまでになっていたのです。変態の執念、恐るべしです。

でもまあ、食パンツマンであり水着濡れ濡れ男であった彼が、ここに来て「おっぱい原理主義」に回帰するとは、ある意味大人になって、王道の性癖に立ち返った……ということになるのでしょうか。
どちらにしろ、指名手配級の変態であることには変わりないのですが。

だって、せっかく知性に富んだアカデミックなやり取りをしてるのに、その到達する先がおっぱいなんですもの……。色々と台無しですよ(笑)
量子化ニューラルネットワークもディープラーニングも形無しですよ。なにが「イッツ・ア・ブリリアントクエッション」じゃい。はっ倒すぞ。

作品を通して溢れ出る作者さまの教養の深さと、それをさらっと台無しにする懐の深さに、ただただ驚嘆するばかりです。イッツ・ア・ブリリアントおっぱい小説です。