月に想いを馳せ願いを込めて……その先にある未来はわからないけれど……
- ★★★ Excellent!!!
この物語は、月の不思議な存在感と不思議な温かさに包まれています。
登場人物達が出会う、一冊の本と万年筆。
本には何も書かれていません。
そして、登場人物達が本に記していくものは……
願いと想いを包み込む、月の温かさに想いを馳せながら、物語を読み進めてほしいです。
登場人物達が迎える未来はわかりません。
だけどわかることはひとつ。
本に記された願いと想いは、温もりに包まれながら明日に向かっていく。
優しいひと時に包まれ、温かい読後感が待っている物語です。