月に想いを馳せ願いを込めて……その先にある未来はわからないけれど……

この物語は、月の不思議な存在感と不思議な温かさに包まれています。

登場人物達が出会う、一冊の本と万年筆。
本には何も書かれていません。
そして、登場人物達が本に記していくものは……


願いと想いを包み込む、月の温かさに想いを馳せながら、物語を読み進めてほしいです。
登場人物達が迎える未来はわかりません。

だけどわかることはひとつ。
本に記された願いと想いは、温もりに包まれながら明日に向かっていく。


優しいひと時に包まれ、温かい読後感が待っている物語です。

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