切ないけれど、どこか希望を感じる物語

複雑な家庭環境で育った主人公と、彼女の逃げ場であり、生きる道しるべとなった悠真。二人は高校生となり、バンドを通じて、その絆を一層深める。
序盤の、恋の始まりのもどかしい、可愛らしい雰囲気から一転、後半はかなり切ない展開になります。
しかし、切ない展開ながらも、家族のあり方や、恋人への愛情、そういった温かいものを大切にしたくなるような物語であると強く感じました。