第2話 白椿の命
白椿は唱えます「ーーーー!」
白椿は次代の巫女でした。
母は巫女で父親とは側室の間柄であり、たまたま神社に静養にきた父に母が娶られたと聞いていました。そんな母はいつもいっていました。
「人の心には鬼がいる、鬼が纏う闇に打ち勝つには己を信じること、闇を恐れない事」
ところが、闇を目の前に、白椿は怯んでしまいました。
それでも、光り輝く白椿。
よくみると、光っているのは、着物でした。
闇が手出しできないようです。
「母の…背守り…の、力…?」
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「愛しい人が魂を抜かれてしまった…」
「闇は消えていない…消すことはできなかった…退散しただけ」
「魂を持ったまま、西へ消えていった…闇を追いかけなければ。」
白椿は旅立ちます。
第1話 白椿姫 @riisa0207
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