世界は物語で出来ている

 心打つ感動に酷く酔いしれた深夜を想う早朝に、僕らはどんな世界を見ただろう。

 こんな風にレビューを書いてはいるけれど、多分この物語が語り、伝えたいことを僕はまだ半分も知れていないと思う。

 一読目の感想は、今はこんな平坦な物でしかない。

 でもきっと、二読目三読目と繰り返していく度にきっと違う感想を持つに違いない。

 ――名作は年齢や見た回数によって感想が変わる物だ。

 ふと、そんな事を思いながら。

(要は名作になる予感がするということが言いたい)

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