帰るために行く――!

煩雑を極める留学準備。研究者の主人公と会社員の彼との感覚のズレ。そして空港ダッシュの緊迫感。

描かれているのは、留学先に向かうフライトとそこにたどりつくまでの回想――なのですが、なんでしょう。手に汗握ります。主人公の思いがとてもリアルに、ダイレクトに伝わってくる。

いってらっしゃい! がんばれ――!

そう声援を送らずにはいられない。
とても素敵な夏思いが咲きました。

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