きみの魔法使いになりたい

悲しい事象がありながらも、それを(劇的にではなく)優しく温かく乗り越えていく、その様を書けるというのは、なかなかうまくやれるものではないと思います。
この作品にはそれがあって、読者を優しさに引き込みます。
“魔法使い”というのは大きなギミックとなっていますが、物語の本質はそこにないでしょう。なぜ魔法を使うのか、なんのために。人の心に基づいてこそ、この物語は成り立っています。みなさんもぜひどうぞ。

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