RAIN

樹(いつき)@作品使用時の作者名明記必須

RAIN

雨が降るとキミを思い出すよ。

キミに会いたくなって、目を閉じてみる。


初めてキミと出会った時の事は、今でも鮮明に覚えているよ。

偶然聴いたキミの声に、一瞬で虜になったんだ。


キミの事がもっと知りたくなって、キミの声を聴くたびに好きになっていったよ。


真剣なまなざし、優しい声、まっすぐで力強い言葉、お茶目で少年みたいなまぶしい笑顔、タバコに火をつける姿。

たくさんのキミを知って、ますますキミの事が大好きになっていったよ。


何度も、何度も、キミの言葉に救われた。


今はキミがいないけど、心の中でずっと生き続けているよ。

だから悲しくなんか無いよ。さみしくなんか、無いよ。

そっちに行ったらさ、キミが大好きだったお酒を呑みながら昔話を聞かせてよ。


またキミの季節が来たよ。

毎日キミを想いながら雨の音を聞いているよ。

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