第36話 新メンバーと離脱メンバー
もう一度
「皆さん、お願いがあります」
「皆さんのパーティに私を入れてください、
私たちはその問いかけに顔を見合わせた、弟さんの話も聞いたし目的は分かる、つまりはゲーム内で弟の捜索をしたいのだろう。
「う~ん、私はいいと思うんだけどどうなんだろう?クランクエストはLV30以上とか指定があったけど、新規メンバーとかはそういうのクリアしてなくてもいいのかな?」
その疑問には
「それについては問題ないですね、クランが乱立しすぎないようにするために設立時用の条件だったようです、もちろんアクティブなメンバー人数が6人を切ってしまうと解散になってしまうらしいですよ、なので僕は歓迎します」
※アクティブメンバーとは30日以内にログインしたプレイヤーのことを差します
「だったら私は賛成かな」
「あたしも問題なっしだよ」
「異論はありません」
「おぉ!俺も歓迎だな、人数多いほうがいろんなことできそうだしな」
そう言って『イッシッシ』っと笑う
「えぇ、私も賛成でございます、むしろ少し安心いたしました、実は私事なのですがメイドの本格的な修行としてドイツのとある貴族の家から数年修行に来てみないかとお誘いを受け、ご主人様からも行ってきた方が良いと背中を押して頂いていたのですが、そうするとクランの人数の問題がございました、あちらに行った場合
「「「「え?」」」」
古参の5人が驚愕の表情を並べる。
「はぁ?」
「はい?」
「へ?」
「
「つ……つかさ?!何よそれどういうこと?!」
「
重い沈黙がしばらく続く……そして不意に
「つかさ、だめよ」
「
またしばらく沈黙が続く。
「本当の意味で私にふさわしいメイド帰って来なさい」
へ?当主のお世話をするメイド以上なんてあるのか?
「ただのメイド長(女中長)では私にはふさわしくないんだから、わ……わ、わたしにふさわしいのは……世界一のメイドさんなんだからぁぁ」
……
次の日、落ち着いた
…
そして学校とは
そしてその夜、ログインした私たちはセントラルにマジリハに移動した、いろいろと規格外になりかけていた私たちは
そしてマジリハの冒険者ギルドの前にいたのは
「「「「何やってんですか先生!!」」」」
「お?!な……なんだよ君達、いいだろ?昼間に言ってた通りさ、あの後調べたらまだ遠くに移動してないみたいだったからね、ここでうろうろしてたら
使用人の冒険譚《ララバイ》 かぼす @Lawliet
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