Ep05 再び、愛車遍歴とガレージハウスの話は休憩します。~その3.75~

 え~、クルマ好きの皆様誠にスミマセン。

 休憩時間、続行になってしまったアル。

 前回は『洋楽編』だったので、今回は『邦楽編』で行くヨ♪

 コレも書き出すとカナリ長くなりそうなエピソードが山盛りなんだけど、ヨロシクお付き合い願いたい。(分割しないと入りきらないかも……w)


 前回を見ると、オイシイ話しか書いてない訳で……まぁ、事実ではあるんだけど、今回は切ない場面が追々出て来るので最初に断っておくね。


 

 ソレはともかく、俺がギター・サウンドだったりROCKだったりに目覚めたのは中二になってスグの事だった。ルーツですな。

 前の席に座った同級生が、彼の兄のレコード(LPだよ、LP……アナログだね)から好きな曲をダビングしてきてくれたカセットテープ(マクセルだよ)を貰ったのだ。


 「ダマサレタと思って聴いてみ!

 ブットぶ、から♪

 お前、間違いなくハマると思うし」


 こんなオススメトークと供に、手渡されたんだ。

 帰宅後、早速ダブルカセット・デッキ(何だコレ? な、人はググってネ)に入れ再生ボタンを押した!


 今でも、アノ衝撃は忘れられない!!

 恐らく、一生忘れないんだろうなぁ~……。

 

 一曲目は、英国が誇るヘヴィ・メタルバンド『アイアン・メイデン』のファーストアルバムのオープニングを飾る【プロウラー】って曲だった。

 ゴリゴリ過ぎもせず、適度にエッジの効いたギター・リフが耳に心地よい!

 今思えばコノ時点で、俺の音楽人生は決まったと言ってイイだろう。


 あとは、もうどれも名曲中の名曲揃いでそのカセットテープは宝物になった。

 『スコーピオンズ』『MSG』『レインボー』等々の曲が、俺の心を躍らせた!


 え? 邦楽編なのに、出て来るの洋楽ばっかりだって?

 まぁ、慌てなさんな……、コレから出て来るから安心して欲しいのサ^^


 その時代は、後に『ジャパメタ・ムーブメント』呼ばれる事になる、日本の音楽史に刻まれた一つの大きな変革期であった。


 当時の『ジャパメタ』の旗手と言えば……、俺にとっては何と言ってもこれらのバンドは外せない!


 【アースシェイカー】【ラウドネス】【44マグナム】【メイクアップ】【サブラベルズ】【スナイパー】【マリノ】【ガスタンク】【クロウリー】【リアクション】【レイジー】【アンセム】【フラットバッカー】【ラジャス】【ダンサー】【浜田 麻里】等々、書き切れないのは言うまでも無い。


 そう、浜田 麻里さんはファーストアルバムとセカンドアルバムは完全にメタルだったんだヨ。今思うと、意外かもしれないネ。


 上記のラウドネスで、日本のHR/HM界を代表するドラマーだった樋口 宗孝氏が、2008年に肝細胞癌で帰らぬ人となった。

 ショックで何も考えらえなかったのを今でも憶えている。

 享年49なんて、早すぎるヨ!


 には、異世界転生してソコでもドラム叩いてて欲しい。

 あの、コージー・パウエルを彷彿とさせるドラムセット!

 そうそう、樋口氏は前述の浜田 麻里さんのファーストアルバムとセカンドアルバムで、ドラム担当しております。


 そんな日本のHR/HMムーブメントが起きた後、やってきたのが1990年代にソノ隆盛を極める事になる≪≫である。

 

 だけど、その礎を築いたのは俺は間違いなくこれらのバンドだったんだろうと思っている。

 異論がアル人は、コメントにでも残してネ。でも、お手柔らかにお願いします。

 

① X(エックス)1982年結成。メンバーが3人しか居なかった時代もアリ!


② DEAD END(デッドエンド)1984年結成。モーリー氏最高っす!


③ BUCK-TICK(バクチク)1985年結成。ゴシックな雰囲気が良かった!



 これらのバンドは、後に続くバンド達に多大な影響を与え今や伝説的な存在であると言えるだろう。正に、カリスマである。

 

 中でも、俺のは【 DEAD END 】である。

 2009年の再結成、待ってたゼ!

 インディーズ時代のアルバム「DEAD LINE」もモチロン名盤だが、再結成後の初リリースとなった「METAMORPHOSIS」も超強力盤である。


 あ、そういえば2013年にトリビュート・アルバムが出てるんだけど、参加メンバーは超が付く程豪華だし、それぞれの 『DEAD END愛』が炸裂してて、コレまた色んな面で楽しめる、お得なオススメの一枚である。


 このままだと【 DEAD END 】のハナシだけでとてつもなく長くなっちゃうから、名残惜しいけど先に進めていくね。



 時は流れ、1990年代に大輪の華を咲かせたV系ブーム。


 いいバンドが、沢山出て参りました♪


 【マリスミゼル】【ラファエル】【ピエロ】【ラピュータ】【黒夢】【ペニシリン】【デランジェ】【ルナシー】こちらも数え切れない程だよね。

 ちなみに【ラルク】は、番組内でヴィジュアル系バンドだと言われた事でポップジャムへの出演をキャンセルしたなんて事もあったねぇ。


 当時は、まだ一部のファンにしかヴィジュアル系っていう言葉は市民権を得てなくて、だなんて酷い言われ方をしていたのが現実だった。


 でも、ココで一つ考えてみて欲しいんだ。

 

 ? 


 彼らはあくまで真剣に「音楽」を武器に勝負してるのに「見た目」を表すヴィジュアルって言葉が「音楽」のジャンルになるって言うね。

 見た目さえ良ければソレでイイのかい?

 当時はコンナ事をよく考えていたのを、憶えている。


 

 まぁ、ソノ話は置いといて。

 よく流行りましたねー。

 中世ヨーロッパ(特にフランス)をコンセプトの中心に持ってきたバンド、


 インディーズの頃からの物を含めて、音源は全て持ってるけどメジャーデビューの頃、ボーカルがGACKT氏に代わりソレまでのダークな面を押し出した曲だけじゃなくてポップでキャッチーな曲もレパートリーに入れられる様になった事で、爆発的に売れましたなぁ。

 ソノ時は、けどネ。


 

 まぁ、ソノ時既にこのバンドはドンドン大きくなるだろうなって事がえちゃった訳だ。

 ^^


 

 タイトルは確か『de』だったかな。

 公開録音も3回実施したよ。

 名古屋2回と、東京で1回。

 九段会館でやった最後の公開録音イベントは、雑誌取材もして頂きメンバーにメイクをムリヤリされた俺の写真が何故か雑誌に載ってたっけ……、今となってはイイ思い出なのサ。



 そして、俺にとって初めての直接的な悲劇が起きた。

 ドラムを担当していたKAMI氏が、くも膜下出血により急逝したのである。

 もうね、本気で泣いたよ。

 だって、ついこの前まで一緒にバカ話とかしてたんだよ。

 しばらく、仕事どころか何も手につかなかったなぁ……。


 そして、それから数年後再び悲劇を体験する事になるのだった。

 ラファエルの擁する、天才ギタリスト華月が逝ったのである。

 コレには、正直ココロが折れそうだった。

 当時、まだ彼らの冠ラジオ番組が放送中だった事も影響してた。


 メンバーと事務所、及びレコード会社と話し合いが行われた。

 結局、番組は残ったメンバーの意志を尊重して続ける事になったんだけど、勇気ある決断だったって思ってる。

 俺は、ソンナ決断をしてくれたメンバー達に今でも感謝してる。


 でも、当時はコンナ事ばかりが頭の中を支配してた。


 つい2、3日前に番組の収録をして楽しそうに話していた華月……。

 もう二度と逢えなくて、話す事も出来ないなんて。

 そして、アノ美しくて繊細なギターソロをもうライブで聴けないなんて。

 

 コノ時、俺は初めてコノ仕事をやめようかと考えたのを憶えている。

 何で俺が担当した番組に出てたメンバーが、次々に居なくなっちゃうんだよ。

 コレって、俺のせいなのか?

 本気でソウ考えていた。

 他に考えられなかったのが、正直なトコロかな。


 この二人が亡くなる前に、XのHIDE氏も亡くなっている……。

 直接の関わりは無かったが、横須賀サーベルタイガー時代に客として見に行っていたので、コレも衝撃だった。


 俺は、この二人が亡くなった後しばらくアーティストをパーソナリティにしたラジオ番組が作るのが怖かった。

 また、同じ事が起きたらどうしよう?

 もう、アンナ悲しい思いはしたくない……。


 でも、仕事は仕事だし……俺には他に取り柄もないしヤルしか無かった。

 結果、やって良かったんだけどね。


 【MISSILE(ミサイル)】【マスケラ】【SEX MACHINEGUNS】【陰陽座】【DEVELOP=FRAME】……、レギュラー番組・特番を問わず彼らを筆頭に様々なアーティストをパーソナリティに迎えた番組をひたすら作り続けた。


 そして、【DEVELOP=FRAME】のメンバーは――コレは、俺が一方的に思ってるだけかもしれないけど――、一生の友になってくれた。


 あ、あと前述の【アースシェイカー】と【クロウリー】も、今でもお付き合いさせて頂いている。ありがたい事だってホンキで思うヨ♪



 でもネ、この頃必死になってとにかく色んなバンドの番組を作ってた時にネ、――実はもっと前からだと俺は思っているんだけど――自分の中で急激に『音楽のスキマ産業化』を実感しちゃった気がするんだよね。


 確かに「斬新」であるって事は大切だし、売れる為の要素でもあるんだけどソレが余りにも急激に進んだせいでナンデモアリ状態になっちゃったのである。


 俺的に初めに「音楽のスキマ産業化」を感じて、ソノ時は確かに凄いと思ったのが【聖飢魔Ⅱ】だった。確かに、歌はバツグンに上手いし演奏だってそうだ。そして「吾輩は、あくまでも悪魔である!」なんて事を言うんだもの、当時は大いに楽しませて頂いた。

 デモ、心のどこかに何かの違和感みたいなモノがあったと記憶している。


 でも、彼らはその俺が持つ違和感を補って余りある名曲を生み出し続けた。

 あそこまでのレベルまで行くと、ソレはソレで成立しちゃうんだね。

 「悪魔が来たりてヘヴィメタる」は今でも名盤だと思うし、「地獄への階段」「1999 Secret Object」なんて名曲中の名曲だ♪


 しかも、閣下は今や相撲関係の番組やCM出演等マルチに活躍されている文化人枠な方である。ナニかを極めると、こういう具合に繋がって行き未来は拓かれるって事ナノかな。だから、何かのオタクだったりマニアだったりする事って素晴らしい事なんだって思うヨ。今の人生、何がどう転ぶか解らないんダカラ。


 おっと「音楽のスキマ産業化」を感じたハナシだったっけ。

 そういうイミでは【氣志團】だったり、【金爆】なんかもソウなんだと思うんだけど、ドウかな?

 

 特に【金爆】は、エアギターが流行ったからって丸ごとバンドにしちゃうとは考えた人凄いね。考え着いた時点で、勝ちな部類なんだろうなー。

 あとは……、【BABYMETAL】も俺の中ではその範疇に入っちゃうかも。

 まぁ、人気あるんだし成功したパターンって事なんだけどね。

 (お願いだから、ファンの人怒らないでネ。ディスってるんじゃないのよ)



 ヤッパリ、長くなっちまった!


 もしかしたら、休憩時間続かもしれないし車に戻るかもしれません。


 予定は、未定……って事デ^^

 


 






 


 

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