赤い宣告

私ね、一ヶ月後に死んじゃうかもしれない。

ある日恋人から聞かされた突然の余命宣告。しかしそれは夢のお告げだという。後悔したくないと仕事も辞め、主人公の部屋に住み着いた彼女。なんだかんだと幸せな時間が流れるのだけど――。

夢に出てきた正確なお告げは『一ヶ月後、この世で一番大切にしている赤いものを失う』というもの。

はたして彼女がこの世で一番大切にしているものとは。それが明かされるとき、心を満たすのは絶望感か幸福感か――。

ぜひ、読んでみてください。

夢でとあるお告げを受けた恋人。
仕事を辞め、部屋に住み着いた恋人との、なんだかんだ言いつつも充実した日々が始まりました。1ヶ月後に訪れるかもしれない「その日」が来る前に、と。
1ヶ月が過ぎ、訪れたのは……
胸が張り裂けそうに切なく、けれど優しい物語でした。

一ヶ月後に私は死ぬ。
突然そう言ってきた彼女ですが、その根拠は夢のお告げ。勤めていた会社まで辞めて、彼と一緒に過ごす日々が始まります。

穏やかで楽しい日々。仕事を辞めてしまった事はともかく、幸せな時が流れます。
あとは夢のお告げなんて外れればハッピーエンド。
ですが読み手としては、やはりどこか不安になってしまいます。果たして夢のお告げは当たるのでしょうか？

一ヶ月後に私は死ぬ。
突然彼女が言ってきた、不吉な予言。しかしよくよく話を聞いてみると、それは夢のお告げだそうで。
そんなのはただの夢だと、本気にしない彼。だけど彼女は死ぬと信じていて、残り短い人生を謳歌するため、仕事をやめて、やりたい事をやるようになりました。

これで死ななかったらどうするのかと、心配になりますね。だけどお告げは、本当にただの夢だったの？
彼女が夢を見てから、一ヶ月後経ったその日に、明かされた真実は……