あとがき

 ゆあん様の書かれたあらすじを、初めて読んだとき思ったのが、〈陽子、絶対人とチャウやろ〉でした。

 人とチャウならなんなのか。

 人魚か、か(注・この場合のは、単なる妖怪というより、船が難破するとき、海上に現れるとされる怪異。現世の者に働きかけてくる、海上遭難者の亡霊的なイミです)。

 あるいは、竜宮の乙姫さま。

 で、その線であれこれ考えてみたのです。

 海斗の一人称で、♪純情気分(135)か♪はしゃいだ太陽(高橋直純)みたいなノリにしたいなとか。

 でも、ラストが暗くなりそうなんでやめました。


        ◇


 ──で、結局、こんなアホ話になったわけですが、三人称なのは、地の文まで方言で書くのが面倒だったからです。

 陽子=方言女子も、あらすじを読んだ瞬間、頭に浮かんだもので、聞いたことある方言から、カワイイと思ったヤツをチョイスしました。

 ただし、精度は低いです。

 一応、谷○さんそこ出身の人が方言で喋ってるのを聞いてから書いたのですが、祖母が同じ山陽地方の人だったから、それとごっちゃになっちゃいまして。

 ネイティブな方、訂正よろしくお願いします。


        ◇


 今回のお題は海がとても重要でしたが、実はあまり行ったことないんですよねぇ。

 東京湾や相模湾を車窓から眺めるくらいで、波打ち際で遊んだこともほとんどないですし、ましてや泳いだことなんて一度もありません。

 そもそも、息継ぎ下手くそだから、背泳ぎしかまともに出来ひんし(背泳ぎも、実はまっすぐ泳げません。気が付くと、隣のコースにいたりします・汗)。


 ──ということを、踏まえてお読みいただけると大変ありがたいです (笑)。


        ◇


 以上、あとがきという名のいいわけでした。

 ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。


 余談ですが、海斗を水泳部設定にしたのは、たまたま机の横にあった『Free!』のクリアファイルが目に入ったからです。

 『ハイキュー!!』のだったら、バレー部になってたかもしれません (笑)。

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海が太陽のきらり 一視信乃 @prunelle

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