心を打つ優しい嘘の物語

天使のクロと重病の女の子コハク…。

平気で嘘をつくクロに課せられた命令は「嘘をつかない事」、「1週間後に亡くなるコハクを看取る事」。これが出来なければクロは永久に消滅させられる…という所から物語が始まります。

その中でクロ、コハク、コハクの家族、担当医…等の「本音と立て前」、「嘘と真実」が描かれるのですが、死を目前にした少女の前で繰り広げられる「本音と立て前」、「嘘と真実」が本当に切ないのです。
それらがシーソーの様に繰り返されて揺れ動く度に、読者の心をバシバシ叩いて突いてくるのです(>_<)

終盤は素晴らしいストーリーに泣いてしまいました。

感動の名作、オススメします!

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