私は常々、あの有名童話『うさぎとかめ』に違和感を感じていた。
才能があるからと慢心するとダメだよ、という説教くさいストーリーだからではない。どんなに遅い歩みでも歩き続けていれば目標は達成される、という教訓でも、真面目な者が最後報われるのだよという、綺麗事が並べられているからでもない。
その違和感が、この作品には描かれている。
そう、これは大人が現代社会で居心地悪く感じる物事の正体そのものなのである!!
──と、真面目くさって言ってみましたが。
まぁ真面目に書くと上記のようなんですが、この作品は雑にいうと『ざまぁ』系ですよ。もともとの童話のままの話ですよ。
それがもっとずっと発展してますがね!
意外な登場人物たちも出てくるので、『どうせ最後はお決まりなんでしょ?』とか侮らずに読んでみてください!