身近な人に優しくしましょう
問題。自分が置かれている状況に、たまたま別の状況が重なって生じた偶然という意味から生まれ、ドイツ語ではGLÜCK、フランス語ではBONHEUR、日本語では僥倖などともいう言葉とはなんでしょうか。
答えは、「幸せ」です。
人に優しく親切に、とはよく聞く言葉です。
だからといって、誰かれかまわず優しくしていたら不幸になることもあります。
悪意には善意を返すな、という言葉のとおり、ずるい人に優しくしてもいいように使われて利用されてしまいます。
器用貧乏、なんていわれて、気づけば疲弊させられていることでしょう。
なにごとも優先順位があります。
第一に、身近な人を優しくしましょう。
身近な人とは誰なのか。
それは、「自分」です。
自分に優しく親切にしてください。
自分で自分の心を温めてあげるのです。
自分を優しくすれば、機嫌もよくなります。
機嫌が良くなれば、あなたの周りの人たちににも優しく出来ます。
やがて、自分に優しさが帰ってくるでしょう。
そうすることで、まわりが優しくなり、上機嫌になっていく。
こうして優しさの和が広がるイメージです。
自分を優しく上機嫌にするにはどうしたらいいでしょうか。
まずは、睡眠です。
睡眠には三つの役割があります。
記憶整理と脳の疲労回復。
身体の疲労回復。
細胞の修復。
睡眠時間が短い状態が長期間つづくと、脳は慣れていき、寝不足をかんじないままに、脳の機能は低下していきます。
眠くないと思っていても疲労しているのは、睡眠が足らないからです。
ホルモンバランスや自律神経は乱れ、血圧や血糖値、コレステロール値上昇、高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病も引き起こしてしまいます。
また、十七時間覚醒していると、血中アルコール濃度0.05%と同じくらいの状態になると言われています。
これは、ビールだと一~二本、日本酒なら一~二合をのんだほろよい下限と同じということです。
徹夜した二十四時間覚醒では、血中アルコール濃度0.10%。
ビール大瓶一本飲んだ量に相当します。
つまり、睡眠不足の人は軽く酔っ払っている状態に匹敵するのです。
自分の睡眠を見直しましょう。
毎日決まった時間に起き、太陽を浴び、朝食をとって血糖値を上げます。
昼は軽い昼寝をし、カフェイン摂取は午後四時まで。
日中に軽い運動もしましょう。
夜は熱すぎないお湯にゆったり入浴し、就寝二時間前はテレビやスマホを見ず、規則正しく眠りましょう。
睡眠を浅くする寝酒はやめましょう。
平日に楽しみをもちましょう。
休日の休みだけに楽しみを持つ生活の場合、一週間のうち五日、一カ月だと二十二日、一年だと単純に二百六十四日。五年なら千三百二十日、十年なら二千六百四十日も楽しくない日々を過ごさなくてはなりません。
だからこそ、休日だけでなく平日にも楽しみをもちましょう。
頑張っている自分に酔う必要はありません。
そもそも、平日と休日をわけて考えなくていいのです。
通勤時間に密かな楽しみを持つのもいいです。
楽しむには環境が大事です。
大きな木があるような公園や空が開けたゆったりした場所を毎日通るだけでもリラックスできるし気持ちがやすらぎます。
くつろげる自分好みの部屋にするのもいいでしょう。
何事にも感謝しましょう。
ありきたりですが、私達は一人では生きてはいけないし、一人では生きていません。自分でない誰かの働きや頑張りがあって、目の前のおいしいご飯をたべることができます。作ってくれた人だけでなく、食材を運んだ人、育てた人、獲ってきた人などなど、沢山の人が関わっています。
おかげで、おかげさまで、お力添えで、ご助力賜り、実にありがたいことです。
感謝することで、オキシトシンが分泌されるそうです。
幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンは、やる気を出させるドーパミン、心を安らかにするセロトニン、痛みを抑えるエンドルフィンの働きにも関わっており、自律神経の働きも良くしてくれます。
自律神経が整えば、ストレスに強くなります。
結果、胃腸や心臓の調子も良くなり、幸せな気分にも慣れます。
オキシトシンは、感謝するだけでなく、五感をつかったり、人と接することでも分泌されます。
相手に挨拶し、してもらったことに感謝して、ありがとうと言葉にしましょう。
貴方が幸せになることで、周りに人たちも幸せにしていきましょう。
生きるのが辛くなったら snowdrop @kasumin
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