穏やかな言葉選びなのに、そのなかには狂気とも言える世界が見えかくれする。このコントラストが非常に絶妙。このタッチのまま、連載で長編にしてもらいたいと思うぐらい、もっと読みたい!!と思わされる作品です。
瑞野蒼人(みずの・あおひと)です。 現代ドラマ・恋愛系を得意とする物書きの端くれ。 [更新情報] エッセイ「きょうもモヤモヤがとまらない。」⇒不定期更新。 …
文章に無駄がなく洗練されていてとても読みやすかった。この作品はもっともっと読まれるべき作品であると思います。
人間の、人としてのどうしようもない部分が、切ないすれ違い、ずれを生む。その点、秀逸に書かれていると感じました。以下、少々ネタバレかも。どうしようもなかったのは、たぶん全員なのだろうと思います。問…続きを読む
ダメな男はいて、でも本作の彼は作家で本が出ていて、ある意味うまくやっている。主人公は、まったく切れたわけでなく細い糸でつながって、ときおり様子をうかがえる。近づいたらダメなわけで、まった…続きを読む
ちょうどわたしが今読んでる本の最後に、「作家は非現実的な物語を堂々と書き連ねる商売で、大ウソつきで大ボラ吹きだ」と書いてありました。現実と創作のそういった狭間に常時身を置くことは、人にとって快感…続きを読む
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