3.読み専が見る『タイトル』
いかに読んでもらえるか。
そのための最重要項目として共通認識されているのは、「タイトル/キャッチコピー」と「あらすじ」でしょう。
創作系ハウツーものや創作論系エッセイでも必ず解説されてますよね。
どれくらい重要か。
私も含め、読み専は、日々山のようにある小説の一覧を一瞥し、パッと見て「面白そう!」と思った小説のタイトルをクリックします。
考えてもみてください。ランキング、もしくは、検索で、大体300とか500とかの検索結果をざっと眺めるのです。
タイトルが目に入る時間は0.5秒でしょうか?
これが第一の関門です。
なので、タイトルとキャッチコピーをまずブラッシュアップしましょう。
タイトルは、できればその小説の本質を表したものがいいです。
あなたのその作品に込めた思いがにじみ出ている必要があると思います。
ぱっとみて、感じるんですよね、作者の思いや意志とセンスが。
というか、作品を書き始める時点で、思いが凝縮されているはずですよね?
なぜその小説を書こうと思ったのか思い出しましょう。その直感に従って付けた名前がいいと思うんです。
別に流行の長いタイトルでも、簡潔なタイトルでもどちらでも大丈夫です。
いや、でも、それも読み専の好みによるかもですね。
ちなみに、私は短くても長くてもセンスのあるタイトルが好きです。大体そういうのは、パッとみて、光っているものです。
私が好きな例:
西条彩子作「浮遊するランダムナンバー」(残念ながら今は読めません)
いっさん小牧作「この空の果てで、きみに、歌を。」
(https://kakuyomu.jp/works/1177354054888999881)
詩一@シーチ作「窓の無い地下室から、蒼天に浮かぶ太陽を穿つ」
(https://kakuyomu.jp/works/1177354054886273809)
@naka-motoo作「瀬名さんの意図するところが、不明」
(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885354367)
箱守みずき作「木星で春を待つ鬼」
(https://kakuyomu.jp/works/1177354054887587097)
七海 まち作「聖職者の条件」
(https://kakuyomu.jp/works/1177354054888979432)
なんかもう、かっこいいんですよね! それでいて、全てがきちんと内容を表現している。みなさんすごいです! ダイヤモンド並みの輝きを放っているんですよ!
なお、詩一@シーチ先生の作品のタイトルはどれも光ってると思います。
(https://kakuyomu.jp/users/serch/works)
あとは、読み手が興味あるキーワードが入っていると、お!っと思います。
toro@スタジオ.T作「フルダイブ型ゲームのデバッガーをやることになったけど、精神が崩壊しそうです」
(https://kakuyomu.jp/works/1177354054888872764)
これなんか、私に読めと言っているようなタイトルです。(そして、実際読んだらむちゃくちゃ面白いです)
板野かも作「電脳歌姫の歌声」
(https://kakuyomu.jp/works/1177354054884091194)
これも、「電脳歌姫」というキーワードがグッときます。
想定する読者層を考えて、そのキーワードをタイトルやキャッチコピーにいれるのは効果的ですね。
さて、カクヨムではキャッチコピーが付けられます。これはまさしく「キャッチ」コピーなので、その手の書き方のエッセイをみて勉強して付けてください。
カクヨムでの一覧だと、キャッチコピーは色つきで結構目立って表示されるので、かなりのアピールポイントになると思います。視線がどうしてもそっちに誘導されるからです。
私もタイトルよりもそっちに惹かれてクリックすることも多いです。
なお、キャッチコピーに話の要約が入っているとクリックしやすいですね。
もしくはクスリと笑う系や、問いかけ系? そういうのが好きです。
PV○○は、微妙です。はっきりってそのスペースがもったいない。少ないと「え?それだけ?」となるし、多い場合、あえて主張する必要ないですよね。
なお、なろうの方ではキャッチコピーのフィールドはないですが、「タイトル~キャッチコピー~」または「キャッチコピー~タイトル~」の書式が見かけられます。その方式は賢いと思います。
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