ドイツ文学が好きな人にはオススメ

  • ★★★ Excellent!!!

 極めて理性的な判断を下す主人公が悪魔契約を行うところから物語は転がり始める。恐れとは何か? 愛とは何か? 自分とは何か? 知ってはいけないものと知るべきことの境界を問う。
 シュールでメルヒェンな部分を暗喩的に読み込むことで面白さの質が異なる作品です。ドイツ文学を読み解くように読書されることを推奨します。