第6話 確執と薬

所謂、西洋医学、現代の「病院」で


処方される薬は


完治しないように出来ている。


病気が完治してしまったら


薬が売れないから。


だから次々と副作用も出るのだと。


もう十年は前になるだろうか。


アメリカ人ジャーナリストの、本を読んで知った。


以前から、病院へ行って、処方される薬を


何のためらいもなく大量に飲んでるのは


日本人だけだと。


特に、精神安定剤系のお薬、睡眠薬系は、


いけません。


どうしてもの対処的に飲んでいますが


最低限に抑えないと


逆効果です。


減薬傾向にある、精神医療界で


まだ、薬を大量に処方する医者は


疑ってやめた方がいいです。


心の病は、もう長い歴史で


ずっと闇の侭に放置されてきた病。


恐らくそこに、人類が隠しておきたい


都合の悪い、真実が隠れているから。


と、勝手に想います。


貴方も、結局「愛」に飢えて、傷付いてきたのよね。


人類の一番の、アキレス腱は「愛」だから。


でも、人類の一番の唯一誇れる物も


「愛」のように思うから。


動物にも植物にも、空や太陽、石や土にも


月にも星にも、きっと「愛」はあるけれど


人間の持っている、複雑であるがゆえに


残酷でも、矛盾してても、苦悩の闇に堕ちても


そこから見える、時折見える


不条理とも、説明のつかない、感情の


「愛」は


例え、悲劇に終わっても


美しいのだと。


アンデルセン童話の


「人魚姫」のように。


ワイルドの


「幸福な王子」のように。


愛する人の恋を成就させるために


自らの胸に、薔薇の棘を刺して


その血で、白い薔薇を赤くした


小鳥のように。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

Private Devil's note(or Angel or GOD)~I know it's The most Dangerous Taboo~ 春の雪 @omoino_kakera_

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る