耳かきと近代歴史物とエッセイを好んで書いてます。
心が奪われるという衝撃的な展開から、ラストの少し切なくなるシーンまで、主人公の少し達観したかのような語り口調があっという間に導いてくれました。SF的な設定の使い方とラストシーンの関連性の持たせ方が…続きを読む
「心を奪われる」という言葉がある。一般的に言えば夢中になったり、虜になる、という意味であり、主観的な心の動きを指すものである。しかし、この作品では「心を奪われる」という言葉を客観的なものとし…続きを読む
知らぬ間に心臓を盗まれることが当たり前となった世界。そんなミステリっぽくもあり、SF要素もある斬新な設定に、すぐに引き込まれました。数々の胸を打つ描写に、心を奪われるのは読者の方。そして、真実に…続きを読む
設定が興味深く、文章も整然としていて読みやすい。特に印象に残ったのは、「美しさだけなら、水族館には敵わない。だけど、潜らなければ見られない光景がそこにはあった。」というフレーズだ。自分を含めて…続きを読む
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