月白の夢、金色の彼方

千年前、環境を顧みず自らの繁栄に注力し続けた人類と、自我を持った星の意志との戦いが勃発。
星は人類を断罪すべく『執行者』という分身を作り出し、全人類に向けて殲滅戦を展開した。
万物の根源となるエーテルの力によって大規模な殺戮行為を行う執行者に対し、人類は防戦を強いられることになる。
最終局面で人類側が開発した結界発生装置を使い、執行者は人類最強の戦士『戦乙女』によって封印され、戦いは終結した。
しかし執行者が世界にかけた呪いによって、世界は衰退の一途を辿ることになる。
呪いの効果は絶大で星そのものの環境を一変させた。
エーテルは星を循環するエネルギーであり生きとし生けるものすべての命の源となるもの。
消費されるとともに星の中心へと返還され、その消費を補うように星の中心から放出口へ伝搬されて世…続きを読む