概要
気の抜けるような能力と、気の抜けた能力者のお話
屈強な男が、一人。
かつてない強敵に立ち向かうために、己の能力を使う決意を固めていた。
能力名「蒸気現界《スチーム・パンク》」。水分を摂取する事で、その摂取量に応じた蒸気を体から噴出させる事ができる能力である。
彼はその能力を、指先の僅かな一点にのみ集中させる。
その場に応じて様々な変化を見せる彼の蒸気は、今まさに目の前の問題を解決する事にのみ特化した力を発揮して――
「ふぅ、やっとゴミ袋拡げられたぜぇ。手がカサカサで拡げられないの何のって」
かつてない強敵に立ち向かうために、己の能力を使う決意を固めていた。
能力名「蒸気現界《スチーム・パンク》」。水分を摂取する事で、その摂取量に応じた蒸気を体から噴出させる事ができる能力である。
彼はその能力を、指先の僅かな一点にのみ集中させる。
その場に応じて様々な変化を見せる彼の蒸気は、今まさに目の前の問題を解決する事にのみ特化した力を発揮して――
「ふぅ、やっとゴミ袋拡げられたぜぇ。手がカサカサで拡げられないの何のって」
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