第57話 エピローグ(完)





 夏の日差しがまだ柔らかい早朝の小道を一台の原付が走っていく。スズメたちがさえずり合い、爽やかな朝を演出したかと思えばそこに黒いカラスがやってきて蹴散らし「カァ」と一度鳴いた。そしてトットット、と飛び跳ね、ゴミ捨て場の中にくちばしを突き刺した。

 その脇を自転車と同じくらいにノロノロとした速度で原付が校門をくぐり抜ける。曲がる際に砂地にタイヤを取られつつも上手くバランスを取り、駐輪場へと突っ込んでいく。


「……ふわ」


 あくびをしながら座席下からペラペラのくたびれたカバンを取り出して玄関へ。まだ生徒が少ない下駄箱から踏み潰された上履きを乱暴に放り投げて脚を突っ込むと、もう一度大きなあくびをしながら階段を登っていった。


「……ねむ」


 眼を擦り、「のっしのっし」と擬音が付きそうな足取りで教室へ向かう。いかにもだるそうに猫背で、カバンを肩に担いだ状態で教室にたどり着く。そして扉の取っ手に手を掛けた。

 直後、「バァンッ!!」と勢いよく開いた。


「……わり」


 ユカリとしてはそっと開けたつもりだったのだが、いつもどおりと言うか、やはり力が余ってしまう。どうにも朝は手加減が難しい。怯えたような視線を生徒たちから向けられるが、頭をボリボリと掻いてもう一度謝罪を口にし、自分の席に座った。

 カバンを机横に引っ掛けて、頬杖ついて窓の外を見る。すると壊れた窓枠と「立入禁止!」と紙に書かれた扉が目に入った。



 オルヴィウスたちがこの学校を襲ってから五日が過ぎていた。あれだけの惨状を晒した校舎は一見元通りになっているが、まだこうしてみると完全に元通りにはなっていない。


「まだ五日……それとも、もう五日って言うべきかねぇ」


 それでも生徒たちの非日常だった時間は過ぎ去って日常を取り戻している。ああした残滓を眼にしなければ、この学校が事件に巻き込まれたなどとは思わないだろう。ひょっとしたらそれすらもすでに日常の一部として生徒たちの中に取り込まれていっているのかもしれない。昨日から学校に復帰したユカリだったが、すでにあの事件の事は生徒たちの中では「ネタ」として話されているほどだ。


「結構アタシらも強かだよな……」


 ユカリ自身も不思議な力を自覚させられたのだが、それだって彼女の中では消化されてしまっていた。今までの日常にちょっとだけ彩りが加わっただけ。むやみやたらと使うつもりもないし、使ったとしてもこれまでの人生と何ら変わりはしないのだ。

 対して大人たちの方が動揺が強いかもしれなかった。教員たちは何人も入院しているし、退院してもまだ精神的なダメージが大きくて復帰の目処が立ってない人もいるらしく、ちらっと耳にした話では、新たに欠員補充の教員が採用されるらしいとのことだった。もっとも、それもどこまで本当の話かは知らないが。


「ま、知ったところでアタシにはカンケーねーしな」

「なーにが関係ないんだってぇ?」


 盛大なあくびをしたユカリの胸が、突如むにゅ、と揉みしだかれた。同時にユカリの両肩の裏にも柔らかな感触が乗っかる。そのまま犯人は指をエロオヤジのようにもみもみと動かして感触を堪能。耳元では幸せそうな吐息。だがユカリは大きくため息を吐き出して、犯人を背負ったまま無言で立ち上がった。


「んお?」

「……っっったく、人が眠たいってぇのに」


 肩の上から下へ伸びる細い腕をユカリはガシッと掴む。すぐ後ろの教室後方スペースに歩いて誰もいないことを確認。


「朝からテメェはさぁぁぁ……」


 そして――跳躍した。


「何してくれてんだァァァァァっっっっ!!」


 空中で前転。半回転で留めて背中を床に向けると、彼女の全体重を乗っけてセクハラ犯を下に床へ着弾した。


「げべらっちょほぉぉぉぉぉっ!!??」


 悲鳴の後奇声。ぐちょ、と何かが潰れる音がしたが、ユカリは何事も無かったかのように立ち上がる。そしてその潰れた何かを見下ろし、はぁ、ともう一度ため息を漏らした。


「ったく、登校したかと思えばこれかよ」

「ぐ、ほ、おぉぉ……相変わらずのユカリンの愛情はきょう、れつぅ……」

「どこが愛情だ、ド変態。ほれ」


 若干背中が何かで湿っているのに閉口しつつ、ユカリは手を差し伸べてセクハラ犯――英美里を引っ張り起こした。


「ん、あんがと。あー、やっぱりユカリンのこれが無いと生きてる気がしないなぁ」

「どんだけマゾなんだよ……」

「ふっふー、刺激を求めてるって言って欲しいね」

「はいはい。んで……」

「ん?」

「その、体は大丈夫なのか?」


 ユカリは英美里の全身を下から順に見上げていきながら尋ねた。脚や腕には包帯が巻かれ、頬にも絆創膏が張られていて、それを眼にしてユカリはやや目を伏せた。

 オルヴィウスに捕まった時に意識を失っていたため、彼女は大事を取って入院していた。昨日退院し、本日から登校している。一応昨日彼女とは連絡をとっていて体調はまったく問題ないとは聞いていたが、こうして治療の跡を見るとやはり様子は気になる。


「地面に叩きつけといてそれ聞く?」

「いやまあ、なんだ。つい、いつものクセでな」

「ま、だーいじょぶだいじょぶ。これでも頑丈さには自信があるからさ。

 入院だってうちのお父さんが無理やりさせただけだし、包帯だってちょっとした切り傷なのに大げさに巻かれてるだけだって」

「そうか。うん……なら良かった」


 事件のもとを辿ればユカリが原因とも言える。なので彼女としてもずっと気にかかっていたのだが、あっけらかんとしている英美里の様子にホッと胸をなでおろした。


「あ、あのぉ……」


 そこにクラスの女子生徒が二人、恐る恐るといった様子で声を掛けてきた。「なんだ?」と返事をするが、ユカリのつっけんどんな態度――彼女にしてみればいつもどおりだが――女子生徒は怯えたように後ずさりした。


「こーら。クラスメートを威嚇するんじゃないの」

「いや、別にそういうつもりじゃねーし」

「眠いのは分かるけどただでさえユカリンはムスッとしてるんだからさぁ。言い方には気をつけなっていっつも言ってるっしょ?

 それで、なになに? ユカリンに用? それとも私?」

「え、えっとぉ、あ、明星さんに聞きたいことが……」

「アタシに?」


 悲しいかな、ユカリはクラスメートとほとんど接点がない。こうして相手から声を掛けられるのも久しぶりで、だから何の用だかさっぱり見当がつかなかった。


「あ、あの!」女子生徒の一人が意を決して話しかける。「この間の事件で明星さんが英美里を助けたって本当ですか!?」

「え……?」

「テロリストたちを一人でなぎ倒して助け出したんですよね!? そして英美里に変わって人質になったけど倒して逃げ出してきたって聞きました!」

「ちょ、ちょっと待てっ!」


 唐突な質問にユカリは頭を押さえた。確かにオルヴィウスの部下たちはぶちのめしたし、英美里も、まあ人質交換という意味でも間違ってはいない。が、それだってオルヴィウスの目的は自分であったわけで、助けたというには語弊がありすぎる。


「そーそー。そーなんよ。ユカリンがこうね、ビシィッ! バシィッ! っと襲いくる敵を次から次へちぎっては投げちぎっては投げ――」

「おいこらっ、やめろ!?」

「なんでよー」英美里は不思議そうに首を傾げた。「だって助けてくれたのってユカリンでしょ?」

「……お前、気を失ってたんじゃねーのかよ」


 ついそう尋ねてしまうと、英美里はニヤァとした。


「やーっぱり。私が気を失ってたのを知ってるってことはユカリンが助けてくれたって証拠じゃん」

「きゃーっ!!」


 途端に二人の女子生徒から黄色い歓声が上がった。二人は手を取り合って飛び跳ね、キラキラした眼でユカリを見上げた。


「んな大げさな……たいした話じゃねーよ」

「そんなこと無いですよ!」

「そうそう!」

「二人共そういう物語好きだもんねー」

「そういう物語って、なんだよ?」

「ピンチになったヒロインをさっそうと助け出す女騎士物」

「なんだそりゃ? 騎士っていや、どこぞのイケメンの役だろ」

「最近はそういうのが流行ってんの」

「……わかんねぇなぁ」

「今度オススメのマンガを貸しますからぜひ! 面白いですから読んでみてくださいっ!!」

「お、おう……」


 勢いに押されて思わずユカリはうなずく。その様子を見て二人の生徒はクスリと笑った。


「良かった。やっぱり噂はホントだったんですね」

「噂?」

「はい! 明星さんって怖そうだけど、実はとっても優しい人なんじゃないかって」

「うんうん! 怖い不良に絡まれた生徒を助けたりもしてるんですよね!?」

「あー……まあ、たまたま眼についた時にそんなこともしたような……」

「すごーい!」

「ずっと、その、悪い噂ばっかり聞いてましたけど、それは誤解だったって分かって良かったです」

「ふふん。ユカリンはケンカに強いからね。今流れてる噂の八割はデマだし」

「九割五分がデマだ。つか、なんでお前が胸張ってんだよ」

「そりゃあ、ねぇ? 私が最初にユカリンの良いところに気づいたからね」


 これまでの扱いから一転して急にもてはやされてしまい、ユカリは居心地悪そうに首を掻いた。

 と、そこに予鈴が鳴って、キャイキャイと騒いでいたユカリを除く三人は会話を止めるが、少し名残惜しそうに手を振ってくる。


「次の休み時間に話に来てもいいですか?」

「ん……まあ、別に」

「良かった! それじゃ」


 そう言って、二人の生徒は笑いながらそれぞれの席に戻っていく。それをユカリは未だ困惑しながら見送るが、その肩がポンッと叩かれた。振り向くと英美里がニヤッと笑ってサムズアップしていた。

 彼女がトットットと小走りで教室の外へ向かい、教室を出ていったところで振り返ってウインクした。そして隣のクラスへと戻っていく。ユカリは彼女の後ろ姿を見ながら怪訝に首を傾げたが、ハッと気づいた。


「ひょっとしてアイツが――」


 噂を撒き散らしたんじゃないだろうな?

 そんな考えが過り、それがほぼ間違いないという気がしてくる。後で問い詰めてやる。余計なことをしやがって。そう思いながらもユカリは顔をニヤつかせ席に戻り、いつもどおり机に突っ伏した。

 予鈴が鳴っても教室内はざわついたまま。それを子守唄に睡眠モードに入りながらユカリは、ふとバルダーに戻って聞かされた話を思い出した。





 明星・ユカリという人間、というよりも「ヴォイヤー」の重要性は当然バルダーも把握していた。それどころか、ヴォイヤーの存在は日本を始め各国でも重要な立場にいる人間には認知されていて、これまでもユカリには密かに護衛が付けられていた。

 戻ってきて落ち着いたタイミングでルシュカからそう聞かされ、ユカリは驚きを隠せなかった。


「使い様によっては世界の趨勢さえも左右しかねないからねぇ。ま、有名税だと思って諦めるぅんだね」

「別に芸能人になったつもりはねーんだけどな……またオルヴィウスあのオッサンみてぇなのに絡まれるのも面倒くせー話だし、厄介払いしてくれんなら構わねーよ」

「オルヴィウスならまだ可愛い方だよ。なぁにせ世界中でヴォイヤーは喉から手ぇが出るほどにだぁい人気だからね。そのうち軍隊まで引っ張り出して誘拐しにやってくるかもよぅ? 特に世界のトップが大大だぁい好きな国とかぁがね」

「勘弁してくれよ……」


 自分はそんな構ってちゃんではない。ユカリはうんざりと肩を落とした。


「まぁユカリは生粋の日本人だからぁ? 日本政府が護衛をするのは当然って言えば当然なぁんだけどね。さぁすがに今回の失態は許されなかったらしいよ? 一歩間違えば重要な外交カードを失いかねない事態だぁからね」

「それで、今度はおたくらがアタシのガードマンをしてくれるってわけか」

「そ。元々この国はぁ制限が多いし、この手の人材も予算も限られてるかぁらね。で、そこをウチが安値で請け負ったぁってわけ。その分、他の範囲で融通を効かせてもらえるよーにしたけど。いやー、交渉もなぁかなかに骨が折れたよ」

「……どんな融通を効かせたのかぜひ聞きたいところだな」

「ん? 気になる? ふっふっふー、ひ・み・つ」


 ニタニタと笑ってそう告げるルシュカの態度にユカリはイラッとするが、事前にこういう人間だと伊澄に聞かされていたこともあり、ため息をつくことで感情を発散した。


「いいさ。どうせアタシにゃ関係ねぇ話だ。アタシの生活の邪魔さえしなけりゃなんだっていいよ」

「そぉこは安心していいよ。ウチの連中はこのご時世にもかかわらず平和ボケしてる連中とはぁ違うからね。気取られるよーなドジは踏まないさ。とはいえ、さすがにこないだみたいな事が起きるとも限らないからね。君の学校にも人員を派遣させてもらうけど、まあ構わなぁいよねぇ?」

「ちょっと待て。マジで言ってんのか?」

「マジもマジ。おぉおマジ。まま、気にしない気にしない。優秀な人間を雇ったからね。そっちはさすがに君にもこっそりとはいかないけど、周りにはバレないようにするように伝えてるから。けど君がその気なら困った時は遠慮なぁく頼ってくれて構わないよ――」




「はぁ……」


 記憶を辿る作業を終えるとユカリは突っ伏したままため息をついた。護衛の必要性は理解するが、まさか学校でも見張られるハメになるとは。別段実害は無いのだろうが、常に見張られているとなるとなんとなく気が重くなる。

 と、そこにふと英美里のことが気になった。


(まさか……いや、まさかなぁ)


 ユカリの傍にいても不自然でない人間と言えば彼女が真っ先に思い浮かぶ。別段バルダーが高校生を雇ったとしても不自然だとは思わないが、先日オルヴィウスに捕まっていたことを考えると護衛としては不適格だろう。であれば、違うか。

 ならば、先程ユカリに話しかけてきた二人組か? 一緒のクラスになって数ヶ月経つが気に留めたことも無かった。実は凄腕のスパイ? そんな馬鹿な。いや、しかし今日になって急に話しかけてきたし、やっぱりそうなのかも。そうこう考えているともう一度チャイムが鳴って担任教師が教室へと入ってきた。


「ほらー。席につけー。出席を取るぞー」


 女性教師がパンパンと手を叩き、生徒の名前を呼び始める。やがてユカリの名も呼ばれ、彼女は怠そうに手を短く挙げただけで応えた。

 そうした態度にも慣れているらしく、担任教師は気を害した様子もなく最後まで出席を取り終えると全体を見回していく。


「ほーいほい。今日も全員揃ってるね。元気なことで何よりだ。

 特に気分悪い子もいないね? 先日のこともあるし、もしいたら遠慮なく申し出るよーに。いいね?」


 呼びかけに「へぇーい」だの「はぁーい」だの気のない返事が上がる。中には「先生。眠いんで帰っていいですか?」と元気よくうそぶく強者もいたが、担任の「お前、放課後補習な?」というありがたい言葉にあえなく撃沈したのだった。


「で、だ。昨日も言ったように副担任の京山先生がこないだの事件で入院が必要となった。他にも長期の療養が必要な先生がいたり、五組の三嶋先生が急遽産休に入ったりで私たちはてんてこ舞いな状況なわけ。

 てなわけでっ! 二学期から来てもらう予定だった新しい先生に急遽今日から来てもらうことになったんで紹介する」

「おおー」

「先生! 男の人ですか!? 女の人ですか!?」

「ふふーん、喜べ女子共! 若い男の先生だ! しかもちょっと母性本能をくすぐるタイプだぞ!」


 担任教師が教卓から身を乗り出して宣言すると、女子の一部がざわつき始める。ユカリは「うるせぇなぁ」と思いながらも一瞥だにせず眠りにつくことに集中する。


「それじゃ入っといでー」


 呼ばれると一拍遅れてガラ、と扉が開く。新しい先生が入ってくると教室内が少しざわめき、しかしすぐに担任が手を叩いて静かにさせる。

 カッカッカッ、とチョークで黒板が打ち鳴らされ、程なくその音が途切れると少し高めの声が響いた。


「……こうして若い人たちに注目されるのも中々緊張しますね」


 苦笑いを多分に含んだ声色にユカリは聞き覚えがある気がした。

 だがそんなはずはない。そう思いながらも教卓の前に立つ新任教師を見た。

 ――途端、ユカリはガタンと椅子を鳴らして立ち上がった。


「あ、あ、あ……」

「どうしたー、明星? もう寝ぼけてんのかー?」


 担任のからかいにクスクスと笑い声が起こるが、その対象がユカリだと思い至るとすぐに止む。

 だが――ユカリにはそんなクラスの空気など関係なかった。

 接した時間は短いけれど、ただなんとなく同じ空気を吸った相手とは全く違う濃密で、生涯忘れられないだろう時を過ごした相手が、さぞ当たり前の様にそこに立っていた。

 彼はユカリを見ていたずらが成功したような顔を一瞬だけ浮かべ、自分の名前を口にした。


「はじめまして――羽月・伊澄と言います。前は一般企業でエンジニア――機械の設計とかをやってました。なのでまだ教師になったばかりです。皆さんと一緒に成長していきたいと思いますから、まずは学校の事とか、色々と教えてくださいね」


 苦笑いを押し隠してユカリにウインクしてみせる。ユカリはポカンとしていたが、やがて脱力したように椅子に腰を下ろす。

 と、その途端クツクツと笑いがこみ上げてきた。


「おーい。突然笑いだして、今度はどうしたー?」

「ああ、いや、気にすんな。ちょっと思い出し笑いしただけだからさ」


 担任と伊澄に手をひらひらと振り、ユカリは頬杖を突いて窓の外に視線を向ける。

 ここにいる限り何も変わらないと思っていたが、中々どうして。こんな事態になろうとは。


(あの野郎……図りやがったな)


 瞬きしたまぶたの裏で、ルシュカの愉快そうなニタニタが思い浮かぶ。だが今度はいらつくことはない。どこぞの訳のわからない奴に護衛されるよりは万倍増しだ。


(どうだ、アリシアめ……テメェの見たアタシの未来はこんなだったか?)


 世界未来は変わる。眼の前にフレストヘイムに佇んでいるだろう少女の姿が見えた気がしてユカリは一人、中指を突き立てた。

 初夏の教室に新しい風が吹き込み、前髪が揺れる。そのくすぐったさにユカリは穏やかな笑みを浮かべて、新しい季節を告げる夏空を見上げたのだった。





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交差する世界のノイエ・ヴェルト 新藤悟 @aveshin

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