これは人が乗り込む産業用ロボットがある世界を主軸にした物語。 主人公の伊澄はロボット乗りに憧れていたが、夢破れてエンジニアになっていた。そんな彼が、第6話で登場するエレクシア王女に〝さらわれる〟ことで事態は一変する。彼女はストーリーの核心を握るキャラなのだが……ああっ、これを書いてしまうと重大なネタバレになってしまう。 一番のお勧めポイントは、迫力のある戦闘シーンである。文字を追っていくだけで、映像が頭の中に浮かんでくるのだ。今すぐ読んで、確かめてみてほしい。
ロボットが登場する王道SF作品。メカニックなどの設定もしっかりとしているのに、不思議とスラスラ読めてしまいます。情景描写・心理描写も上手に書かれていて、序盤でしっかりと主人公に感情移入することができました。最初のバトルシーンも凄いですが、日常シーンや移動シーンもしっかりと描写されていいるので、場面の映像がしっかりと浮かび上がってきます。まさに王道ストーリーですが、安心して読み続けれられる面白さと、さらに次を期待させる展開の仕方がハマりました。