エピローグ
●エピローグ
宴会も終わり、みんなそれぞれ解散しました。
リョコウバトさんは、また一人で旅にでかけます。
「よし……次はどこに行きましょうか?」
キュルルちゃんの絵を通して、たくさんのフレンズたちとの結びつきを感じます。
だから、不安なんて……
「おーい!」
「はい……?」
飛び立つ前に、後ろから、リョコウバトさんを呼び止める声が聞こえます。
そこにいたのは、アムールトラちゃんとカンザシちゃんとカタカケちゃんの三人でした。
「リョコウバトは、いろんなところへ旅に出るんだろ?」
「ええ、そうですわ」
アムールトラはリョコウバトにお願いしました。
「だったら、私達も同行させてくれ」
「!」
カンザシちゃんとカタカケちゃんもリョコウバトにお願いしました。
「時間が経ちすぎて、パークの何もかもが変わってしまってな」
「道先案内人としてのお前の力が必要だ」
リョコウバトさんはとてもうれしそうな声で言いました。
「ええ!大歓迎ですわ!
アムールトラさんは、持ち上げて運べばよろしいですか?」
リョコウバトさんの気遣いに対して、アムールトラちゃんは首を振りました。
「それは必要ないんだ。ほら!」
なんと、アムールトラちゃんの頭から緑色の透き通った翼が生えています。
「なんかいつの間にか飛べるようになってたんだ」
「その羽根、かっこいいな」
「我らの光すら飲み込む闇の翼の次くらいだな」
そうして、パタパタとアムールトラが飛び回っています。
リョコウバトさんはかしこまった声で三人に言いました。
「それでは、快適な空の旅へとあなた達をお連れしますわ」
もう、リョコウバトは何一つ、不安なんてありません。
四匹のフレンズたちは広大な青空へと飛び立って行きました。
●エピローグ 完
けものフレンズ2 TRUE END シャナルア @syanarua
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