「言葉にすることの大切さ」

どの人物も深く描かれていてそれぞれの様々な思惑を伺い知ることができました。

それぞれに思うところがあって、でも誰もその思いを言葉にしないから伝わらない。 読みながらどうしても「ほんの少しでも言葉にしていたなら」と考えてしまいました。

どの人物も細やかな感情まで描写されていて登場人物と一緒に喜怒哀楽していました。特にレイラは物語上での主な視点ということもあって激しく感情移入してしまいました。

私はこの物語を通して「言葉にすること」が人とのコミュニケーションにおいて重要な役割を持っていることを再確認しました。当たり前なことのようで案外忘れている人も多いのではないでしょうか。

続けが気になる話ばかりでつい時間を忘れて一気に読んでしまいました。こんなに素晴らしい作品を書いてくださった作者様に感謝を申し上げます。

その他のおすすめレビュー