第2話 不思議なこと

私の身の周りでは、小さい時から不思議なことが多く起きていたらしい。

小さい時、というか、生まれた時から。

まずは、誕生の贈り物。

それは妖精や魔女が訪ねてきて祝福や呪いを授けてくれる様なファンタジックなものではない。

家に差出人不明の贈り物が宅配で届いた。生まれたばかりの赤ん坊の名前宛に様々なものが届いたのである。

それはポストに入っていたり、抽選の品だったり、直接に手渡されたり。


不思議なことはそんな贈り物たちだけじゃなかった。

自転車に跳ね飛ばされてもほとんど怪我を負わなかったり、土砂降りの中服が全く濡れなかったり、色々あった。


周囲の人達が私を不気味がるのも無理はないと思う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

時間をとめて @sasakawa

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る