第5位 清少納言への応援コメント
笑った。
以前、餓えた庶民が助けを求めてきた時に、歌を書いた木片を投げてよこし、文字の読めない彼が、「これを持って行けば食べ物がもらえるのですか」と問うたのを、他の女官と公達で「もっといいものだよ!」と笑い者にしたという下りで、背筋が凍る思いをした。
当時の仏教思想を背景にした常識から、当たり前の行動で、多分私もそこに居れば一緒に膝を叩いて笑ったに違いない。
それでも、申し訳なく思いつつも、苦手意識が拭えなかったのは、彼女の脊髄反射的反応こそが彼女の真骨頂だったからか、と理解できた。
どうもありがとうございます。
作者からの返信
麒麟屋郁丸様
おいで頂き、笑って、然もご理解くださって、どうも有難うございます。
清少納言も当時の物乞いに対する態度や考えは、恵まれた者の自覚しない奢りや固定観念がありますね。生きるフィールドの違いを上から見下ろすだけの視線・感性にそれこそ遠目で見るしかなかった隔絶を良しとする意識が確とあるのにやはり馴染めなかった現代人の覚えがあります。
私はローティーンで枕草子に引かれ、20歳くらいは離れ、25歳で源氏物語が好きになりました。枕草子はお言葉を借りますと「脊髄反射的な」刹那的煌めきを内容に感じ、それを十代は好んだのだな、と思い返すことがあります。艶より輝きに目を姥われる年頃だったのだ、と思った次第です。
返信差し上げるの遅れまして大変失礼致しました。
第10位 井原西鶴への応援コメント
覚えておきます!
エロ話が世界を救うということを☆
愛宕も色っぽい文章が書けるよう頑張るぞ〜!
作者からの返信
コメント、有難うございます。
『世界を救う』(笑)
色っぽさが全てではないと思うのですが、それを描けると書ける幅が広がるので、長編を書くに当たって強い、と私は思ったり致します。
愛宕さまの文章の、それを隠して醸すニュアンスも素敵だと感じます。