概要
あなたとアタシ。世界のすべては、それだけでいい
──アタシね、タカフミがいてくれればそれでいい。他に望むものは何もないわ。
いつかの夜に、カナエは僕にそう言った。
その時、ようやく自覚することができたんだ。
酔いしれるほどに甘く、底のないナニカが僕にまとわりついていて。
溺れていることすら気づかぬ内に、藻掻くことさえできなくなっていたことに──。
※ハーメルン、エブリスタにも投稿してあります。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?