Kが見てしまったもの


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★第18回講英社文庫大賞評価シート★

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【作品№】

 153


【作品名】 

 7人の陰陽戦士 ~セブンズ・オンミョーウォリアー~


【ペンネーム(本名)】

 アリコーちゃん(有岡耕太郎)

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一時選考 | ✖ |  D

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【各項目の点数(最大で5)、及びコメント】


 ①ストーリー

 点数1


 7人の陰陽戦士が世界を救うために悪と戦うという、大きなストーリーの幹があるのだが、意外性という枝葉が一切ないので退屈の一言。作者の独りよがりがひたすらレールの上を走っているだけなので、もう少し読者の存在を意識するように。広げた風呂敷が広がったままというのもどうかと思う。


 

 ②キャラクター

 点数1


 まず主人公が7人というのはいかがなものか。文庫一冊分と考えた時、バディーで二人が限界では? しかもその7人が似たり寄ったりの造形で、序盤から誰が誰だか分からなくなるのは致命的。せめて巨乳の4人のカップサイズくらい変えたほうがいい。4人全員がEカップというのは何か狙いがあったのだろうか。ちょっと分からなかった。



 ③文章力

 点数2

 

 一読して意味の分からない比喩が多いのが気になった。変にこねくり回さずに、もっとスッとその心情や情景が分かるような文章を心掛けて。それと一文が異様に長い。百歩譲ってそれは許せても、その長文の中で「である」調と「です・ます」調が混在しているのは絶対に駄目。しっかりと推敲をすれば気付けるのでは??


 

 ④独創性

 点数1

 

 黒澤明監督の「7人の侍」を思わせるタイトルもあれだが、中身も然して変わらないというのは最早パロディーそのもの。おそらく「7人の侍」が好きだからなのだろうが、創造を放棄したような模倣は褒められたものではない。当然、刀を陰陽術に変えたからといって独創性に転じるようなレベルでもない。もっと個性をっ。



 ⑤

 商業性

 点数1

 

 設定に凝ってばかりで読者を置き去りにしたストーリーと、これといって魅力のない平坦なキャラクターというのは、どう転んでもライトノベルにはなり得ない。ワクワクするストーリーと、個性的で魅力に富んだキャラクターがライトノベルの最大の肝であり、何はともあれ、それをどうにかしてください。正直、商業性を語る以前の問題点かと。


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【合計点数、及び総合コメント】


 合計点数6


 次作に期待していま

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 2019年4月某日 講英社文庫編集部

※内容のお問合わせには応じられませんのでご了承ください。

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――奈落の底に突き落とされたKは、その日をもって小説家への道を断念した。

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絶対にそれを見るな! 真賀田デニム @yotuharu

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