斬妖人
Dr.ペルパー
短編
「今行きますか?お兄様」
「ああ、
「はい」
「当たったら
「私が、お
「死ぬな、まだ君を
「はい、ずっと
(
桃の村に
この村の全てはたった345人、一週間一人など
斬妖人は
「お兄様、蝶は今どこにいますか?」
「毎日
「はい、お兄様が
「君の妹なんだぞ」
「あれは妖、妹ではありません」
「……」
「あれはいつかお兄様の命を
「俺は蝶を必要だ。斬妖人は
「お兄様……」
斬妖人はタダで妖怪を
「
「余計なことなど!…私は!!」
(蝶は
少女は頭を
少年の名は
今の紅蜘蛛はこの世に
「
「それでも!お兄様を生きて
「
「私は刀です!剣はこの子のことなんです!」
「なら刀を
「
「…話は後だ。今は風の妖怪を
「わかりました……」
二人は木の
「
「はい」
「お
待っていたのは一人女の人、白いローブを身に
「おまえが死者?」
「亡き
「おまえが
「彼は…
「つまりおまえが好きなのは
「……はい」
「死者たちのことを
「あの人は…あの人の
「ステーキは全部
「56
「風の妖怪は人の
「すみません、わかりませんの。見た人はいませんでしたから」
「もう一人は?」
「もう一人?」
「前の人も死んだのだろう、彼の
「……彼は妖怪ではなく、
「
「
「必要ない。これから
「かしこまりました。ご
未亡人が
「お兄様、あの人は」
「まだ
「はい。刀がお守りします」
桃の村
「見て、お兄様。あそこ」
「村の
「はい」
墓は村と森の間に
「あの貧乏な村にこんな
「村の
墓参りの人は
「老人、おまえは
「…わしは、一人だ…村の人じゃないよ」
「この
「…
「いいから話せ、
「…いらない、いらないよ。わっぱは
「
「…おほほ、ありがとう。でもなんの
少年と老人は鉄の檻を
「
文牧は
「だめ!お兄様。この爺さんはいい人だよ!」
シャールが後ろから文牧を
「…ありがとう、お嬢ちゃん…この
「ごめんなさい、これはお兄様が決めたことですから」
「…そうか、とても
「ふん、時間の
「はい。さよなら、お爺さん」
文牧は
「きゃっ!…お爺さん、何を?」
「…わしはここでお嬢ちゃんの
「わかった。ありがとうございます」
文牧は二人のやり取りを
「…お兄様、刀がお守りします」
「刀が
「いいえ、その時でも生きてください」
「生きるすべはおらんぬ。人は
「はい……」
森が
一つ
「やめろ!シャール」
「でも!あの
「火じゃない、闇の光だ。とにかく
光ったのはやはり灯籠、暗くて、冷たい光だったが
「はい…お兄様、この森の樹は見たことがない、ルソンからの
「よく見ろ、ここは森じゃない、全ては
「ここが!?…じゃ妖はこの樹のことですか?」
「わからない。たぶん
「じゃ村で
「待たない、実態ないものならおまえの剣が
「じゃ先ずはお兄様の
「ああ、だが奴は
「わかりました。お兄様の
「…行くぞ。
文牧は
「そろそろ来るぞ、気をつけろ」
「はい、どうぞ」
魔法の文字が少し
シャールは
(おかしい!
文牧はマントの
「奴は
妖怪とほぼ
(だめ!
妖怪は
(はやく!妖怪と
シャールが長い刀を
(樹もだめ!憑代は一体どこに?…風の
シャールが高く
防御の結界は何とか持ちこたえたのだが、魔法の文字が白から黒へと
「バカな
「大丈夫です、お兄様。先の一撃に手応えが!」
「和服を使え!剣の刃を
風は少し
(お兄様…やはりこの和服は
風に向けて刀の
(効いた!これならもう一撃で倒せる!!)
シャールは他のピースへ向かって跳んで、手を伸ばし、
「行くな!シャール。逃げるんだ!」
風の
シャールは風の刃を見えないが、
「逃げるんだ!ばかシャール。奴は和服だけじゃ倒さない!」
「大丈夫です、お兄様。後一撃で倒して見せます!」
もう一度刃を布で隠し、シャールは空高く跳んだ。
(……風は
文牧の目に
そして枝はまだ
……血がじんわりと
「
「っ!?…はい!」
シャールは
文牧は
「生と死、人と妖…知らぬ、この世の
「お兄様!」
シャールが二枚のピースをブーメランのように文牧へと
地面から大きな光の
生と死さえ
「人の
文牧のローブから魔法の
妖怪はこの
「剣を使え!シャール」
「はい!お兄様」
シャールは刀の
「
トン…
「シャール、妖を切って!お前の
「はい!お兄様」
妖怪もう完全に
これが蛇鱗剣!破片は見えない何かによって
「妖怪、この世から
妖怪の欠片は
「お兄様、和服が?」
綺麗な和服がいつか
「この世に
文牧は入口の枝から鬼火の
布を手に入れた火が
「帰るぞ、シャール」
「はい」
二人がまた森の
「…お兄様、妖はあの
「未亡人じゃない、人の感情が妖を呼んだのだ。どうだ?君の剣でこの
「私はお兄様を守るための刀です、剣ではありません」
「頼んだぞ、シャール。次も君の刃を
「もちろんです、お兄様」
二人が1つの樹で出来た森を通り抜け、丘の
「ここで
「大丈夫です!お兄様は休んでください!」
「中に入るぞ」
神社の中に光ったのは
「シャール、剣を
「いえ!本当に大丈夫ですから…このくらいの傷ほっといても全然!」
「すまない、言う事を聞いてくれないか、ありがとう」
「……ご
シャールはしょんぼりと
文牧は彼女の腕を取って、
「少し
「ごめんなさい…」
文牧は
「冷たいね、お兄様の血が…」
「すまない、我慢してくれないか」
文牧は蝋燭のシャンデリアに向かって酒と血の混ぜものをかけ、火を強くした。そして
「そんな!お兄様、こんな
「大変な人は俺の知ったことじゃない。文の名前はこれくらいの
シャールが
「お兄様?」
「すまない、もう行く」
「今日もいくの?」
「ああ」
「……ちゃんと帰ってきてね」
「わかった。もう休め、傷を
「……」
文牧は
でも彼の体は完全に消えたわけじゃない、
地下の世界は
文牧は
奈落の道は
「蝶…いるか?蝶?」
「…兄さま!蝶はここにいたよ」
落ち着いた少女の声が暗闇の空から落ちてくる、その声は
「今、引き上げますね、うふふ~」
「大丈夫だ、俺はここにいる」
空から落ちった白い縄が文牧の頬を
「行きます、兄さま。一旦息を止めて」
「大丈夫、思う
空の少女が白い縄へ
「兄さま、来てくれて、ありがとう~蝶は嬉しい~」
「蝶!君はまた…」
少女が少年の胸に
「はい、また
「やめろと何度も
「いいえ、お兄様が勝てるはずがないもの。だから蝶がやります」
「君も勝てない!同じなんだ!君は…
「いいえ、だめです。だって兄さまが死ぬだもの、絶対に
「人は
「蝶は妖怪だよ、妖怪は
「……蝶、君は俺以外の人を知るべきだ」
「うふふ~村人は蝶が妖怪だったことさえも知らない。だから蝶も知らない、知るはずがないもの」
蝶は
ただし、もし本当にその日が来たとしても、蝶もとんでもない
「
「どうして?知る必要がないのに……あっ、また
「…間違っている。君は
文牧は
斬妖人 Dr.ペルパー @sharuru
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