申し訳御座いません

 

 本当に申し訳ありませんが、やはりこの物語を完結へ導くとしても、私めの小説家としての技量がまだ足りていない事を痛感いたしました。


 今の私には、この小説は完結できないと。


 私は、ふとそう思ってしまったのです。


 見に余る小説を、自分で分かっていながら執筆し続けるのは……苦痛でした。


 この小説をどうしたら、完結へと導けるのかと。


 ずっと考えた結果、答えはノーでした。


 私には、この小説を完結へと導けない。


 圧倒的に実力が足りないと、私は思ってしまったんです。


 それに……楽しく無かったんです。


 この小説を執筆するのが。


 気付けば、別作品の構想を頭で練り上げていたり、この小説はまずい、と焦燥してしまったり。


 自分勝手で、欺瞞的なのは百も承知です。


 ですが……ここはオンライン小説大手『カクヨム』です。


 そこに投稿する以上、それなりに面白い作品を提供せねば……。


 そう思って、私はこの作品を執筆しました。


 ですが、結果は駄目。


 気付けば作者自身も『この小説について考えられない』という泥沼にはまっていました。


 スランプ、と言うのでしょうか。



 ……いや、この作品自体も二作品目なんですよ。


 この作品の前身となった作品も、結果自主打ち切り、という形に。


 その前身での反省を生かし、私はこの作品に光を抱いていました。


『これは面白くなる』……と、仮初めの光明を追いかけ。


 実際、今はこうです。


 私は思いました。


「これ、完全に俺の実力不足じゃね?」と。


 その自己分析の結果、私はこの作品を……打ち切りにしようという考えに至りました。


 語彙力。キャラの構築。世界観。


 この作品はそれら全てが、平凡だった。


 もう片方の作品はまあ……うん。ですが。



 ……まあ、暗い話は一度置いておいて。


 この作品は、打ち切りにさせて頂きます。


 ……残念ながら、これは変わりません。



 ーーーですが。



 この作品の設定や世界観の土台は、まだ捨て去る訳にはいきません。


 ので。



 ーーー私が今執筆中の作品未来視少年(中略)が完結した時。



 この作品をクオリティアップした、最高の作品を、私はカクヨムに投稿致します。



 ……その時まで、どうか……私の拙作を、宜しくお願いします。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『雑魚』と罵られた少年は、やがて世界を救うのだろう。 望木りゅうか @mogiryuuka

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ